先日、大好きなKバレエカンパニーの公演に行ってきました!
10月14日のマチネ公演、『ロミオとジュリエット』。
カンパニーのプリンシパルである浅川紫織さんの引退公演です。
最後の公演にふさわしい、本当に美しい舞台でした。
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ロミオとジュリエット
当日のキャスト
見づらい写真で恐縮ですが、当日のキャストです。
『ロミオとジュリエット』は熊川さんがロミオを踊られていたときに一度観に行き、
演目自体に特別な思い入れのある作品というわけではないので、DVDも持ってるしもう生で観ることはないかなあ…とぼんやり思っていた作品でした。
が、今回の舞台で浅川さんが引退されるということを知って、これはやっぱり観に行きたい!ということで行ってきました。
感想
そして実際に拝見した舞台、浅川さんのラストジュリエット、本当に素晴らしかったです。
宮尾さんのロミオや他のキャストの皆さんもとても素敵だったけれど、
この日の主役はどう見ても浅川さんのジュリエットでした。
本当にかわいらしく、純粋で可憐なジュリエットは10代の少女そのもの。
自分より年上の方が演じられているのが信じられないくらいで、
妖精のようでもあり、女神のようでもあるジュリエットでした。
一番印象に残ったのは、やっぱりこの作品一の見せ場である(と個人的に思う)、一幕最後のバルコニーのシーン。
ロミオとジュリエットの純粋かつ情熱あふれる踊りは本当に美しくて、まるで夢を見ているような気持ちにさせられました。
そのシーンが目に焼きついてしまっただけに、誰もが知っている有名な結末はやはりあまりにも悲しく、健気なジュリエットの姿に涙が出ました。
ジュリエットが目を覚ますのが、ロミオが息を引き取ったまさに直後というのも本当に切なくて。。
結末を知っていても、どうにかして2人が結ばれれば良いのにな、と思いながら観てしまいました。
でも悲劇であるからこそ感じられる余韻というものもあるし、
もちろんハッピーエンドに越したことはないけれど、こういう物語もやっぱり必要だなあ、とも。
そしてカーテンコールのラストでは、引退される浅川さんがスポットライトの中央に立ち、
共演者の方々が一輪ずつ薔薇(?)の花を手渡したり、
スポットライトの中に投げ入れたり。
舞台上方からは薔薇の花びらがひらひらと舞い降りてくる中、
深紅の薔薇の花束を持った熊川さんの登場。
こちらも思わず涙せずにはいられない情景でした。
スポットライトに照らされた浅川さんは本当に本当に美しくて、
1人の人の人生の、その人が一生忘れないであろう一場面に立ち会えたことを、心から光栄に思いました。
自分は第三者でしかないけれど、それでもこういう貴重な場に立ち会えることって本当に幸せだし、その場で噛みしめることのできた空気を忘れずにいたいと思います。
本当に素敵な舞台を目の当たりにすることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
浅川紫織さんのパネル
会場内には浅川さんのこれまでの公演のパネルも展示されていました。
あまりよく撮れていませんが、、そちらも載せておきます^^
ほんと、ため息が出るほど完璧な容姿で見惚れてしまいます(*´`)
その他、『ドン・キホーテ』の衣装も展示されていました!
11月の『ドン・キホーテ』や12月の『くるみ割り人形』、
残念ながら私は鑑賞予定はないのですが、、その分家でまたDVDを観て楽しみたいなーと思っています^^
ブログには書いていないものもあるのですが、良いペースで舞台に行けている気がする今月。
ぱっとしない天気が多いものの、やっぱり秋はお出かけしたくなる季節です。
冷え込む前にいろんな場所に行けるといいなあ(`v´)
Liebe Grüße,
Natsuru
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