【京都旅行記②】進々堂ランチ~糺の森

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京都旅行記、前回の記事の続きです。

京都到着早々、盛りだくさんの1日目。京大見学の後は、近くの喫茶店に入りました。

この先、森見登美彦作品、『夜は短し歩けよ乙女』のネタバレ(?)を若干含みますので、ご注意ください。

 

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1日目(つづき)

喫茶店「進々堂」にてランチ

私たちが入ったのは、今出川通にある「進々堂」という喫茶店。

同じ名前のチェーン店もあるようですが、それとは関係ないとのこと。

 

この今出川通の進々堂は、森見登美彦さんの小説『夜は短し歩けよ乙女』のラストで「先輩」と「黒髪の乙女」の待ち合わせ場所になっていた喫茶店!

「ここが……!」と感動を覚えつつ、店内に入りました。

 

作中で「先輩」が座っていたのは今出川通に面した窓側の席なのですが、

私たちが入った時、窓側には髷を結って着物(?)を着たお侍のような人が友達と一緒に腰掛けており、

衝撃すぎて直視できなかったので、店内の中央にある長テーブルに座りました(笑)

あのお侍さんも京大生なのでしょうか。ほんと、東京ではなかなかお目に掛かれない光景の数々が楽しませてくれるものです(笑)

 

ウェイターを務めていたバイトの店員さんたちも大変初々しく、4月に入った京大生さんかなあと勝手に想像しながら、微笑ましい気持ちになりました。

店内の備品や什器は撮影禁止のため、お料理の写真だけ。

旦那はカレーセットを、

あまりお腹の空いていなかった私は、パンケーキセットを注文しました(さすがにこれだけではなんなので、ミニサラダもつけました(笑))。

ふちの部分がカリカリしていて、美味しいパンケーキでした^^

 

13時近くになると店内が徐々に混み合ってきて、私たちはそのタイミングで席を立ちました。

レジの向かいの壁には『夜は短し歩けよ乙女』の映画(アニメ)のポスターも貼ってあり、

きっと数々の森見先生ファンがこの場所を訪れるのだろうと思いました。

 

鴨川デルタへ

進々堂を後にした私たちは、そのまま百万遍交差点を渡り、出町柳駅の方へ歩きました。

出町商店街と言えば、『有頂天家族』の赤玉先生はきっとこの辺りに住んでいるのだなあ、と思いながら、

『四畳半神話体系』などでもお馴染みの鴨川デルタへ。

鴨川デルタとは、「高野川」と「加茂川」に挟まれた逆三角形の領域のことを言うそうで、

上からの写真を撮る前に川のほとりに降りてしまったので逆三角形の写真はないのですが(笑)、

30℃近い夏のような暑さの中、川のほとりではしゃぐ人たちの涼しげな姿を拝むことができました。

京都は盆地であるので「夏は暑く冬は寒い」という、聞くだけで恐ろしくなる情報を鵜呑みにしていましたが、

幸い、まだ春なので湿気も少なく、暑さに弱い私でもなんとか長距離を歩ける気候でした。

でも夏真っ盛りに来るのは無理かも(笑)

 

そんな暑さと紫外線から我々を守ってくれたのが、こちらも森見作品でお馴染みの糺の森でした。

 

糺の森

数ある格好良い京都の地名の中でも、個人的に大好きな名前である糺(ただす)の森。

恥ずかしながら、今回の京都旅行が決定するまで、ずっと「たたずの森」だと思っていました(笑)

森の中は生い茂る木々のおかげでとても涼しく、近所にこんな場所があったら素敵だなあ、と思いました。

私は『夜は短し歩けよ乙女』の古本市の話が大好きなのですが、夏にはこの場所で古本市が行われるのかあ、と思うとなんだか感動。

うだるような暑さの中、木陰で飲む冷たいラムネはさぞ美味しいことでしょう。

 

李白さんが住んでいるのも、『有頂天家族』の下鴨家の狸たちが住んでいるのもこの森。

この場所にかぎらず、「あの物語はここで生まれたんだなあ」と思うとどこも感慨深いものです。

河合神社

暑い中歩いて疲れたので、たどり着いた河合神社で一休み。

河合神社は美人祈願で有名とのことで、前にテレビで見た手鏡の形の鏡絵馬もありました。

この絵馬には女性の顔が書いてあるのですが、そこに自分のメイク道具やクレヨンでお化粧をし、奉納するのだそうです。境内にもたくさんの鏡絵馬が並んでいました。

 

私はとにかく暑くて疲れたので、境内の庭で育てたかりんが使われているという美人水なるものを飲ませていただきました。

疲れた体に沁み渡る甘みと冷たい氷。まさに究極の美味しさでした!

美人水を飲みながら、たまたまやっていた大城敦博さんという方の琉球バイオリンコンサートを聴くこともでき、美しい音色に癒されました(´v`*)

 

糺の森は広いのでまだ続くのですが、長くなってきてしまったのでこの記事は一旦このあたりで。

次の記事へ続きます。

 

Liebe Grüße,

Natsuru

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