『ダディ・ロング・レッグズ』2017 4回目 観劇感想

『ダディ・ロング・レッグズ』の2017年公演、今日がシアタークリエでの千秋楽でしたね!

私は都合がつくかわからなかったのでもともと千秋楽のチケットは申し込んでいなかったのですが、挑戦するだけしてみてもよかったなー…と、今になって思います(笑)

が、それはおいといて、

自分にとって今回の公演の見納めとなった11月19日(日)マチネ公演の感想かつ、この作品全体の感想をあらためて書いていきたいと思います。

他の方の感想を拝見すると、皆さんすごく深いところまで考察されていて、自分の「あれも好き! これも好き!」みたいな何も考えていない感想が恥ずかしくなりますが(笑)、

坂本真綾さんと井上芳雄さんという大好きなお2人が演じられている時点で、とにかく何もかもが素敵に見えてしまって。。(笑)

相変わらず主観的な感想なので、それでも構わない方はこの先をお読みいただけると嬉しいです。

尚、ネタバレありますのでご注意ください。

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今年4回目(通算6回目)の『ダディ・ロング・レッグズ』、これまでの3回はいずれも上手よりの席だったのですが、

今回は初のセンターでした。しかも5列目!

なので舞台全体がとってもよく見えて、最後がこの席で良かったなあ、と思いました。

前回の観劇はジャーヴィス目線で観る、と決めたりしていましたが、

今回は最後ということもあり、あれこれ考えず、「とりあえずこの空間を全力で楽しもう」と思って観劇。

本当にすごいなと思うのは、この作品自体今回で6回目の観劇になるにも関わらず、いまだに毎回新鮮な気持ちで観られること。

客席が暗転し、「一番年上のみなし児」の前奏が流れて客席下手側からジルーシャが現れると胸が弾むように嬉しくなるし、

「この人は誰?」で書斎にジャーヴィスが入ってくると、心がほっと温かくなる。

ジルーシャとジャーヴィスがそれぞれに過ごす4年間を一緒に生きられると思うと、毎回わくわくして、たまらなく幸せな気持ちになります。

特徴のある素敵な台詞が多いので、6回目ともなるとさすがになんとなく覚えてきちゃうのですが、

それでも飽きることなんてなくて、聞けば聞くほどもっとかみしめたくなる台詞ばかり。

これは日本語の美しさだけでなく、真綾さんと芳雄さんの言い回しが癖になるくらい素敵なせいだと思います。

特にジルーシャの感性豊かな言葉の数々。活き活きとした抑揚やはっきりとした声の響きで物語を紡いでいく真綾さんの姿を観ていると、真綾さんがジルーシャで本当に良かったな、と何度でも思ってしまいます。

それはもちろん芳雄さんのジャーヴィスにも言えることで。

以前ストリーミングで観たブロードウェイ版のジャーヴィスともまた違うタイプのジャーヴィスで、この雰囲気はまさに芳雄さんにしか出せない!と断言できる。

プライドが高くて不器用で、でも大人の魅力があり、だけど少年のままの心も持ち続けている複雑な人物。

ジルーシャから手紙を受け取る自分はダディなのか、ジャーヴィスなのか、彼の中でも常に葛藤があるので、とても難しい役だと思います。

その役を、こんなに「愛おしい」と思わせてくれるのは、やっぱり芳雄さんだからこそなんじゃないかな。

2017年公演からいくつか曲や演出の変更点があったことは前の感想でも触れたとおりですが、

「マイマンハッタン」に代表されるように、よりジャーヴィスの性格や心の内が顕わになったこの舞台。

前の演出の方が良いな、と感じる人もいるとは思うのですが、

私はやっぱり、ジャーヴィスの人物像がより浮彫になり、彼が本来持つ魅力も弱い部分もより味わえるようになった今回からの演出の方が好きだなあ、と思います。

観劇回数を重ねたことも理由のひとつではあると思うけど、今回の公演で、ジャーヴィスのことがより大好きになりました。

特に胸に焼きついているのは、初めてジルーシャに会いに行った時の緊張した表情と、卒業式の日、真実を打ち明けられずにぽつんと椅子に座る姿。

決意を固めてジルーシャにプロポーズをしに行く姿と、その後、ジルーシャからの手紙を受け取って涙する姿。

これはジルーシャの物語であると同時に、やっぱりジャーヴィスの物語でもあるんだな、と強く感じることのできた今回の観劇でした。

何度も言っているようにどのシーンも大好きなのですが、

「あなたの目の色」「幸せの秘密(リプライズ)」は、もうほんとに、どう言ったら伝わるのかわからないくらい心の底から幸せがあふれてきて、夢を見ているような心地になるシーン。

このシーンを観ている間ずっと、温かい何かに包まれているような気持ちになるのです。

きゅんとする、というのももちろんそうなんだけど、

そういうどきどき感よりも、安心感に近いもの。

いろいろな舞台を観てきたけれど、生の舞台の良さをあらためて教えてくれたシーンでした。

ジルーシャとジャーヴィスのふたりのシーンをピックアップしましたが、

リプライズではない、ジルーシャがうたう「幸せの秘密」も、夢を見ている心地になるという点ではまったく同じ。

最前列で観ていた時、ジルーシャがそっとつまんだあしなが蜘蛛が本当にこちらにふわっと落ちてくるような錯覚をおぼえ、

今回4回目になる19日の観劇では、「幸せの秘密」のテンポが更にゆったりしたものになったように感じられて(気のせいかもしれないけど)、

美しいメロディーの中にたゆたうような感覚を味わうことができました。

あらためて、舞台ってすごいなあ。

その空間を、普段とはまったくべつのものにしてくれる。

そして前も書いたけど、それを大がかりな舞台装置や演出なしにやってのけてしまうこの作品とこのキャストは、やっぱり特別なものなのだと思います。

『ダディ・ロング・レッグズ』が帰ってくる!という話を聞いた時はとにかく嬉しくて、

でもほぼ1ヶ月クリエで上演すると知った時は、あんなに大変な作品をそんなに長い間!?と真綾さんと芳雄さんのことをちょっと心配してしまったのですが、、

無事、クリエでの千秋楽を終えられたようで本当に良かったです。

お2人だけでなく、演奏者の皆さまもスタッフさんたちも、地方公演もお体に気をつけて頑張ってほしい!

できることなら私も地方公演を観に行きたいくらいです…(笑)

今日の千秋楽に行かれた方の感想によると「またいつか再演したいです」と芳雄さんも言われていたようで^^

できることなら私もまた観たいです。真綾さんと芳雄さんで!

作品自体が素晴らしいので、キャストが変わってしまってもこの作品の良さは残ると思うけれど、

きっとまったく別の作品のようにも感じられてしまうと思うので(それはそれで、それも舞台の面白さなんだけど)、

真綾さんのジルーシャと芳雄さんのジャーヴィスにまた会えたら嬉しいな。

3年前も今も変わらず、『ダディ・ロング・レッグズ』は私に勇気を与えてくれる大切な作品です。

この作品に出会えて、今回こんなに観劇することができて本当に幸せ。

残りの公演を陰ながら応援しつつ、春のDVDを楽しみに待ちたいと思います^^

なんか結局いつも同じことばかり書きつづっていた気がしますが、、

もしダディの感想を全部読んで下さった方がいらしたら、長々とおつき合いくださってありがとうございました!

これだけ書いたのに書ききれなかったこともあるので(笑)、また何かの折に書くこともあるかもしれませんがとりあえず一区切り。

今夜は真綾さんのラジオを聞いて、舞台のことを思い返しながら眠りにつこうと思います(´v`*)

Liebe Grüße,

Natsuru

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