『ダディ・ロング・レッグズ』2017 2回目 観劇感想 -その1-

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今月開幕のミュージカル、今回が通算4回目の公演となる『ダディ・ロング・レッグズ』。

今回1回目の観劇に続き、その翌日に早くも2回目の観劇をしてきました♡

1回目の感想はこちら(ネタバレなし)。あらすじなんかもこちらに載せています。

 

演じる方もかなりの集中力を必要とするこの作品、中身がすごく詰まっているので、観る方もじっと舞台に集中してしまいます。

正直、2日連続ってお腹いっぱいになってしまうかなあ、とやや心配していたのですが、

2日目、目が覚めると「今日もあの舞台を観に行ける!」とすでにわくわくしていて、

前日観たばかりなのに、また違う新鮮さで舞台と空間全体を楽しむことができました。

座っている席が違うのとかもあるとは思うんだけど、

その日の公演は本当にその日だけのものなんだよね。

 

ウィットに富んだ台詞回しが絶妙に心地よくて、何より紡がれる日本語がとてもきれいで、

聞いているだけで幸せな気持ちになってしまう音楽も合わさり、

観る度に主人公のジルーシャとジャーヴィスのふたりが大好きになるミュージカル。

このミュージカルを観ると、言葉に変換してしまうのが勿体ないくらい心地良い、温かい気持ちになるのですが、

その気持ちを言葉で表現することもまたひとつの醍醐味かなと思うので、

今回は前回の観劇感想も含め、細かく内容に触れながら感想を書いていきたいと思います。

ネタバレありですのでご注意ください。

 

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Act1

Oldest Orphan 一番年上のみなし児

主人公のジルーシャが、孤児院での暮らしがいかにひどいかということを嘆くナンバー。

この曲の前奏、すごく格好良いですよね!

「物語が始まる」わくわく感があり、一気に舞台の世界へ引き込まれます。

そして登場する、坂本真綾さん演じるジルーシャ。

このブログでも何度も書いているのですが、私本当に真綾さんのことが大好きなのです。

その容姿も声も立ち居振る舞いも、すべてが大好きな憧れの女性。

そんな真綾さんのジルーシャはもう本当にかわいくて、前回の公演から歳も重ねているはずなのに相変わらず若々しくて美しかったです。

真綾さんと言えば比較的ショートカットなイメージの方が強いのですが、

このジルーシャの髪形もものすごく似合っていて見惚れてしまいます(´v`*)

 

やっぱり、ジルーシャが「ダディ・ロング・レッグズ」の長い影を目にするシーンが好きです。照明が当たり、ジルーシャの影が舞台上に照らしだされるシーン。

 

あとこの歌のラストに「この、ジルーシャ・アボットが」、「ジョン・グリアホームの!」という台詞が挟まるのもすごく好き。

ミュージカルのプロローグに相応しい、ラストでもう一段階気持ちを盛り上げてくれる歌だなと思います。

 

余談ですが、私は自分の結婚式の裏テーマが『Daddy Long Legs』だったので、前回の記事にも書きましたが、このミュージカルの曲もたくさん使わせていただきました。

本当は「一番年上のみなし児」も入場の時などに使いたかったのですが、歌詞がちょっと結婚式向きではないのでやめたのでした(笑)始まりが「完璧にヤな日」だもんね(笑)

Who is This Man? この人は誰?

孤児院の院長、大嫌いなミセス・リペットに呼び出されたジルーシャは、一通の手紙を受け取ります。

それはジョン・スミスという仮名を名乗る人物からの、自分が資金を援助してジルーシャに高等教育を受けさせることに決めた、という内容の手紙でした。

 

「手紙」はこの舞台でとても重要な小道具ですが、至る場面でまるで手品のようにさっと出てくるのも面白いなあ、と思いながら見ています。

「チビのトミー」や「ミセス・リペット」など、真綾さんの演じ分けも本当に素晴らしいです。

そしてこれもこの舞台の特徴ですが、ジルーシャは舞台からはけることがないので、衣裳替えも舞台上で行われます。

衣裳が入っていたり、机やベッドにもなる大道具のトランクの配置を移動させるのも演者さん自身。

演じながら、うたいながらこういうことをするのは地味に大変だろうと思うので、いつもその手際の良さに感心させられるし、とても面白いアイディアだと思う。

 

ここですっと、井上芳雄さん演じるジャーヴィスが舞台に入ってくるのも素敵ですよね。

最初は照明もほとんど当たっていないのですが、ものすごく存在感があります。

1列目鑑賞の際はこの時点で芳雄さんの顔がとてもよく見えて得した気持ちになりました(笑)

Mr. Girl Hater ミスター女の子嫌い

大学での新しい生活にわくわくしているジルーシャの気持ちが伝わってくる曲。

ジルーシャはミスター・スミスにユーモアあふれる手紙を書き、本名を教えてくれない彼に、「ダディ・ロング・レッグズ」という愛称をつけることにします。

 

思ったことをすべて文字にし、手紙にしたためるジルーシャからは、その素直さや、突然できた家族のような存在と関わりたくて仕方がない感じが伝わり、いじらしくもあります。

ジルーシャはとても明るい女の子で、この曲の曲調も明るいので見落としてしまいがちなのですが、

今までは話したくても話せなかった(相手がいなかった)彼女の中には息苦しさと発せられずに終わってしまったたくさんの言葉が眠っていて、彼女の書く手紙はそれらを解放できる初めての場所。

だからこそ、手紙の中に豊かな表情がこめられ、すべての言葉が活き活きとしているのだと思います。

大学生活が始まる前に早速手紙を書き始めてしまうところもかわいらしくて、この時点ですでにほとんどの観客は彼女の味方になってしまう気がする。

 

書斎で手紙を読むジャーヴィスが、「こう呼ぶわね、ダディ・ロング・レッグズ」のフレーズで初めてジルーシャとうたう演出もとても素敵です。

そして、ダディをすっかりお年寄りと思い込んでいるジルーシャがとってもかわいいです(笑)

たしかに普通に考えたら、自分を援助してくれているのが30代半ばの男性だとは思わないよなあ。

She Thinks I’m Old 年寄り

ここへ来て初めてのジャーヴィスのソロナンバー。

ジルーシャからの初めての手紙の面白さに感心しながらも、「年寄り」と思われていることに納得いかない様子を見せます。

「ほら見ろ」で初めてちゃんとジャーヴィスに照明が当たりますが、スーツも似合いとっても様になっていて、芳雄さん格好良いなあ…とため息をつきたくなりました(笑)

この時点では、ただジルーシャのことを「面白い生き物」くらいにしか思っていない彼が、この後徐々にジルーシャに惹かれていくのもこのミュージカルの大きな見どころ。

前回の記事にも書きましたが、ついつい舞台前方で語り、うたうジルーシャに目がいってしまいがちですが、

ジャーヴィスの細かな表情や動きに注目することで、何倍も味わい深くなる作品です。

Like Other Girls 他の子のように

個人的に、このミュージカル初見の時からメロディがとても気に入っているナンバーです。

晴れて大学での生活が始まったジルーシャですが、彼女に突きつけられたのは、「孤児院出身の自分は明らかに他の子とは違う」という現実でした。

みんなが当たり前に持っているものを持っていない、当たり前に知っているものを知らない。

この曲もメロディは明るいのですが、ジルーシャの戸惑いや誰にも共感してもらえない悔しさ、初めて経験することの喜びが詰まっていて、泣きそうになってしまう曲のひとつです。

 

そしてこの曲でジルーシャからの手紙を読むジャーヴィスの様子を見ていると、手紙から目を放すことができない彼の心がひしひしと伝わってくるようでした。

友人には言えない本当の気持ちを、惜し気なく手紙で語るジルーシャ。

「他の子のように~ができるようになりたい」という気持ちよりも、彼の心に響いたのは、「他の子のようにかわいく、愛らしくなりたい」という女の子なら持って当然の願いなのではないかと、個人的には思います。

私がジャーヴィスだったら、こんな気持ちを素直に打ち明けてもらったら、その子に興味を持たずにいるなんてことはできないなあ、と。

「買ったわ、ドレス」のところも本当に好きで、「良かったね、ジルーシャ!」っていう気持ちになる。

こんなところにも、ジャーヴィスは「この子はこんな(ジャーヴィスにとっては)取るに足らないようなことまで、なんて嬉しそうに報告してくるんだろう」と興味を惹かれたのではないかと思います。

 

余談ですが、真綾さんによる何人かの人物の演じ分け、私はジュリアのしゃべり方がかわいくって大好きです(笑)

最初は嫌な奴なのかと思いきや、なんだかんだサリーとジュリア、3人で仲良しになるところも微笑ましいです。

Freshman Year Studies 第一学年

大学1年生として、初めての勉学に奮闘するジルーシャ。

この舞台の中では「本」も小道具としてたくさん出てくるのですが、舞台を観ていると、無性に本が読みたくなります。

ジャーヴィスの書斎や舞台上に積み上がる本を見ているとわくわくする。

演じられている真綾さん自身がとても読書家だというイメージもあるのですが、やっぱりこの役は実際に本を好きな役者さんに演じてもらいたい役。

「もっともっと本を読みたい」というジルーシャの台詞にも説得力が増すように思います。

「アルコール」についてジルーシャが述べるシーンもかわいくて好きです(笑)

 Things I didn’t know 知らなかったこと

大学での授業が進むにつれて、自分がいかに無知であるかをあらためて知り、打ちひしがれるジルーシャ。

その様子が描かれた手紙を読んで、ジャーヴィスはますます「ジルーシャ」という人物に惹かれていきます。

ジルーシャの手紙に出てくる本を書斎から探し、思わず自分も読み始めてしまうジャーヴィスが好き。

彼女の勘違いを笑うのではなく、彼女の経験(読書)をなぞり、その思いに寄り添おうとするところ。

生まれ育った環境はまったく違うけれど、ふたりはどこかで似た者同士なんだな、と感じさせてくれます。

 

 

第一学年のクリスマスのシーン、とても好きなシーンのひとつです。

他の学生は皆故郷に帰り家族と過ごす中、ジルーシャだけが寮で本を読んで過ごすクリスマス。

そんなジルーシャの心の支えであるダディに、彼女は「愛」を贈ります。

凍えるような、そして静かな空気に満たされた寮の窓辺で、ダディを想い温かく微笑むジルーシャ。

その情景が目の前に広がるようで、真綾さんの台詞の紡ぎ方、あらためて素晴らしいなと思いました。

What Does She Mean by Love? 彼女の愛とは?

今回の公演から曲の中身が変わったナンバーのひとつ。

私は今回の方が断然好きかも。

前はわりと流れるような感じの曲だったと思うのですが、

今回のバージョンにはよりジャーヴィスの自発性が出ているというか、

「戯曲や小説なら読みつくしたけれど、ジルーシャの意味する「愛」とは一体何なのかわからない。が、もう一度読んだらその意味がわかるかもしれない」

と、ジルーシャのことを理解しよう、理解したい、と彼の心が動き出したことが感じ取れる1曲です。

曲調もジャズっぽくてどことなくNYっぽさがあるのも格好良い。

今回からの曲の変更は、全体的にジャーヴィスの心の内やそこに秘めた人間らしさが感じ取れるものが多い気がして、すごく好きでした。

I’m a Beast ヤな子

重い扁桃腺炎にかかり、病棟でひとりきり寝込むジルーシャ。

苦しみのあまり、何を書いても返事をくれないダディの存在や人格を疑い、その憤りを思いきり手紙にぶつけます。

その手紙を読んだジャーヴィスは、思わず彼女に見舞いの花を贈ってしまうのでした。

 

ジャーヴィスがジルーシャに花を贈る展開を知ってからは、書斎で花を贈る手配をするジャーヴィスの動きに目を向けずにはいられない曲。

ジルーシャの病状を知ってあわてて電話をかける姿には優しさと不器用さがあふれていて、ここでジャーヴィスを好きになるお客さんも多いのではないかと思います。

花を受け取った後のジルーシャの素直な反応も本当にかわいらしくて、幸せになってほしいな、と応援したくなります。

 

そしてこの時受け取った花、ジルーシャはドライフラワーにして部屋に飾り続けるんですよね。

休憩時間にスタッフさんが二幕の大道具、小道具をセットする時、ここの花もドライフラワーにチェンジされるのですが、こういう細かい工夫、とても素敵だなあと思います。

When Shall We Meet? いつ会おう?

ダディからの手紙を待ちわび、花を贈っただけでこれ以上ないほど喜んでくれたジルーシャ。

その気持ちに応えたいと、ジャーヴィスはついにペンを手に取りますが、頭を悩ませた挙句、書きかけの手紙を捨ててしまいます。

そして「ダディ」としてではなく、ジルーシャの友人、ジュリア・ペンドルトンの叔父(ジャーヴィス自身)として、ジルーシャに会いに行くことに決めます。

観ているこちらがとてもわくわくさせられる展開です。

The Color of Your Eyes あなたの目の色

ジュリアの叔父として現れたジャーヴィスと初めて過ごした時の様子を、ジルーシャが手紙に綴るナンバー。

とてもとても美しい曲で、この作品の中で1、2を争う好きな曲です。

颯爽と現れるジャーヴィスの様子がとても面白く(笑)、しっとりした曲の中にも芳雄さんの顔芸(?)など、笑いどころがあるのが大好き(笑)

ジルーシャがジャーヴィスとふたりでいかに幸せな時間を過ごしたかが伝わってきて、私まで幸せな気持ちにさせられてしまう。叶うことなら、ずっと観ていたいシーンです。

「大人の男性」の風格をただよわせながらも、ジャーヴィスの顔に浮かび上がる緊張、ジルーシャと腕を組んで歩く時のどこかぎこちない強張った感じ、

だけどジルーシャとの会話が盛り上がった時、少年のように顔全体でくしゃりと笑う姿がとても愛おしい。

そしてジルーシャがダディにしたためた手紙を自ら読むジャーヴィスの姿も、とても印象的です。

大好きな曲なので、曲が終わってしまった時、ちょっと切ないような、寂しいような気持ちになります。

 

「相手がどんな色の目をしているか知りたい」って、大部分の人が黒目の日本人にはなかなか浮かばない発想だけど、なんだかすごく素敵ですよね。その感覚、体験してみたいなあ。

 

ジルーシャがジャーヴィスを表現する時に使う、「とても人間らしくて全然ペンドルトンっぽくないの」という言葉、とても好き(笑)

まるでペンドルトンの一族が人ではない生命体のように感じられ(笑)、でもその言い方が全然厭味っぽくなくて、そんなところがほんとかわいいです。

Like Other Girls (Reprise) 他の子たちとは(リプライズ)

ジャーヴィスと会った時のジルーシャの手紙を読み、ますますジルーシャに惹かれるジャーヴィス。

そしてますます、正体を明かすことができなくなってしまいます(笑)

このシーンにこの曲が使われているのは、ジルーシャが自分自身で嫌だと感じた「他の子とは違う」というその部分こそ、ジャーヴィスが彼女に惹かれた理由だからなのかな、と思うと素敵です。

 

 

そして第1学年が終わり、やって来た夏休み。

ミセス・リペットによってジョン・グリアホームに連れ戻されそうになったジルーシャは、

ダディの計らいによってロックウィローという農場でその夏を過ごすことになります。

 

ここも前回公演からの変更点で、実はロックウィローの曲は音楽で流れるだけになり歌はなくなったのですが、

舞台上の雨戸(?)を開けて光が射し込むこの演出が本当に美しくて(前回から大好きな箇所)、

今回初回の観劇では、歌がなくなったことに気づきすらしませんでした。

あとでプログラムを読んだら、「ほんとだ、そういえば歌なかった!」と驚いてしまった(笑)

 

ジルーシャとジャーヴィスが過ごしてきた、「(精神的にも物理的にも)閉鎖された場所」を表しているかのように、照明も暗めだった舞台に、一気に陽の光が射し込みます。

それはお互いが出会ったことで、生まれて初めて感じることのできた「解放感」も意味しているのかな、と思いました。

ここから一幕ラストまでの流れは、特に台詞のひとつひとつが美しくて大好きなシーンです(結局のところ全部大好きなのですが(笑))。

 

ロックウィローは、ジャーヴィスが11歳の時、母親を亡くした後にしばらく過ごした場所。

ジャーヴィスが親戚に馴染めず、孤独でいることを知りながら「11歳の時に母を亡くした」というエピソードを聞くと、なんだか泣きそうになってしまいます。

プログラムの芳雄さんの言葉にもありましたが、ジャーヴィスは慈善事業で人を救っているようでいて、本当は「自分自身も救いを求めている」人物なんですよね。

何かが足りないという虚無感を埋めてくれたのが、ジルーシャだったのかなと思います。

 

そしてこのロックウィローで、ジルーシャがあしなが蜘蛛(ダディ・ロング・レッグズ)を見つけ、幸せに満たされた時のこの歌、「あなたの目の色」と並んで大好きな1曲です。

The Secret of Happiness 幸せの秘密

このミュージカルを代表する名曲。

私は『ダディ・ロング・レッグズ』の初演は観そびれてしまったので、この曲を初めて聴いたのは真綾さんのライブででした。

以来、本当に大好きな曲で、落ち込むことがあった時もこの歌に勇気をもらっています。

うたい出す前の台詞も美しく、ジルーシャの芯の強さを物語っていて素敵。

 

今回の公演では、真綾さんのうたい方がよりふんわりと、まるで羽で空を舞っているような雰囲気になったな、と個人的には思いました。

この作品の要所要所で、重要な役割を果たしている旋律です。

いろいろ考えながらと言うよりは、ただただ聞き入ってしまう曲。

 

余談ですが、私は自分の結婚式で「幸せの秘密」海外版を入場曲に、真綾さんのうたう日本語版を退場曲に選びました。

こんな素晴らしい曲を披露宴で使わせてもらえて、結婚するのがこのミュージカルに出会った後で良かった!と本気で思っています(笑)

Color of Your Eyes (Reprise1) あなたの目の色(リプライズ1)

一幕ラスト、ダディに宛てたジルーシャの手紙。

しっとりした中にまた笑いどころもあって温かい気持ちになりつつ、早くジルーシャにダディの正体を知らせてあげたい、という気持ちにもなる曲です。

ジャーヴィスの心の葛藤も、今回の公演でより理解できるようになりました。

今まではなんだかんだ言いつつ、「ダディ=ジャーヴィス(気になる人)」だったなんて最高の展開なんだから早く打ち明ければいいのに、なんて思っていた部分もたぶんあるんだけど(笑)、

ジルーシャの中で姿の見えない「ダディ」という存在があまりにも魅力的な人間であり、心の依りどころになってしまっていて、

その温かく大きな存在と自分はあまりにもかけ離れている、だから今更正体を明かせない、という葛藤なんですよね。

当たり前のことなんだけど、なんだか今まで頭で理解していただけの事実を、心で理解できたような気がしたのでした。

 

ラストのふたりのハーモニー、前の公演から少し変わりましたが、今回のバージョンもとても好きです。

前々からちょっと勿体ないなあと思うのは、英語だと「Color of your eyes」、「Color of my lies」で韻を踏めて良いんだけど、

日本語だと「目の色」、「嘘の色」と全然違う言葉になってしまうところ。

仕方がないとわかりつつ、日本語でも韻を踏めてぴったりの言葉があると良いのになーとないものねだりしてしまいます。

 

切ないんだけど、この作品の場合はハッピーエンドが約束されているので、二幕に向けていっそうわくわくが高まる一幕ラスト。

 

 

と、ここまで切ろうか迷いながら結局ひとつの記事にまとめてしまいましたが、、

ものすごく長くなってしまったので、二幕の感想はまた次の記事で書きたいと思います。

 

Liebe Grüße,

Natsuru

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