以前にもこのブログで触れたことのある大好きな大好きな、そしてこのブログのタイトルの由来でもあるミュージカル、
『ダディ・ロング・レッグズ』を観てきました!
11月3日(金)のマチネ公演です。
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このミュージカルは二人芝居なのですが、
主演は小学生の頃から大好きな坂本真綾さんと、ミュージカル界のプリンスと名高い井上芳雄さん。
オリジナルキャストのおふたりです^^
初めて観たのが3年前の2014年で、その時は2回観たのですが、
オリジナルキャストではこれで見納めかもしれないから、もっとチケット取っておけばよかった…と思った作品。
今回、また上演されると知って本当に嬉しかったのですが、
今回で見納めという可能性もないとは言えないので、何回か劇場に足を運ぶことにしました。
今回はその1回目なので、ネタバレなしで、全体的な感想をざっくりと書きたいと思います。
まずは入場。
2017年公演初回にして、今回まさかの! 1列目でした!!
しかも、端っこだけどセンターブロック!
ここです。
フレデリック(ねずみ)のいる位置が舞台になります。めっちゃ近い!
行く前から緊張しておりました(笑)
ちなみに上演時間はこんな感じです。
『ダディ・ロング・レッグズ』自体は今回で観るのは3回目なのですが、本当に楽しんで観ることのできる舞台で、あっという間に時間が過ぎたように感じられました。
(むかし書いたこの作品の紹介記事はこちら)
あらすじ(ネタバレなし)
舞台は20世紀初頭のアメリカ(ニューイングランド)。
一番年上のみなしごとして孤児院で暮らす日々にうんざりしているジルーシャ・アボットは、ある日、ジョン・スミスと名乗る孤児院の理事の1人から手紙を受け取ります。
それは、ジルーシャの書いた作文に感銘を受けたスミス氏が、その才能を伸ばすため、学費や必要な生活費すべてを負担し、ジルーシャに高等教育を受けさせることに決めた、という内容でした。
生まれて初めて、自分を見守ってくれる家族のような存在を得たことに心底喜ぶジルーシャ。
スミス氏の指示を守り、大学生活などについて書いた手紙を度々送り、スミス氏についていろいろと質問もしますが、返事は一切なし。
本名すら教えてくれないスミス氏を、ジルーシャは「ダディ・ロング・レッグズ」(孤児院で見た彼の影がとても細長く、あしなが蜘蛛のように見えたため)という愛称で呼び、
彼の期待に応えたい一心で勉学に励みます。
ジルーシャはダディのことを「90歳くらいのお年寄り」と勝手に思い込んでいるのですが、
実はその正体はまだ30代半ばのジャーヴィス・ペンドルトン。
上流階級の家に生まれながら親戚とも馴染めず、孤独に生きる彼でしたが、ジルーシャの活き活きとした手紙に心を動かされ、徐々にジルーシャ自身に興味を抱くようになります。
自分がダディであるということを隠し、ついにジルーシャに会いに行くジャーヴィス。
彼の正体を知らないジルーシャは、徐々にジャーヴィスに惹かれるようになり、彼への想いをダディへの手紙に書きつづります。
ますます正体を明かすことをためらうようになってしまったジャーヴィスと、ダディを心から信頼し、「いつかダディに会いたい」と夢見るジルーシャ。
周囲の人物を巻き込みながら、2人の想いと状況は、複雑に絡み合って――。
感想
とにかく1列目はものすごく舞台に近かったです。
登場したばかりでまだあまり照明の当たっていないジャーヴィスの動きもよく見えたし、
何よりジルーシャとジャーヴィスの細かい表情の変化を間近で見られたことが本当に嬉しかった。
3年前の観劇ではどうしてもしゃべっているジルーシャに注目してしまったので、今回は特にジャーヴィスの表情に注目していたのですが、
小さな表情の動きや雰囲気、すべてが本当に格好良くてどきどきしました(笑)
あまり大きく表情を動かすことはないのですが、「笑うと少年みたい」という表現が劇中にあるように、笑うと一気に今までの無表情っぽさが崩れるところも本当に素敵。
そして、強くて美しく、とてもかわいらしい真綾さんのジルーシャからもやっぱり目が放せませんでした。
ダディの存在と新しい生活にわくわくし、目をきらきらと輝かせるジルーシャを見ていると、まだまだ冒頭のシーンにも関わらずなんだか泣きそうになってしまった。
彼女にとって、家族のような存在を持つことがどれだけ嬉しく、大きな出来事であったかということをあらためて感じました。
ジルーシャとジャーヴィスが、すれ違いそうになりながらも惹かれ合う様子は本当に素敵で、
気づいたら自分もにこにこと笑顔で見てしまっているシーンばかりでした。
笑いどころもたくさんあり、ユーモアのある本当に楽しい舞台だし、演出も素晴らしい。
そして何より、観ると本当に幸せな気持ちでいっぱいになるミュージカル。
やっぱりこのミュージカルが大好きだなあ、とあらためて思った今回の観劇でした。
この作品、舞台のセットや衣裳も大好きなので、それらを間近で観られたこと嬉しかったです^^
その他、内容について大まかな点を言うと、前回の公演から、一部演出や曲が新しくなっています!
私は最新版のオフ・ブロードウェイのアルバムも前から聞いていたので、新曲も聞いてはいたのですが、
それが日本版舞台で導入されると更に新鮮でわくわくしました。
前の曲も良かったけれど、新曲もすごくいいんです。
演出などについても、詳しくは次回以降の感想でちゃんと触れたいと思います。
祝!舞台『ダディ・ロング・レッグズ』のDVD発売決定!
これは本当に嬉しいニュースでした!
大好きなこの作品を、(生で観る時の感動には勝らないかもしれないけれど)家で観ることができるようになるなんて!
DVDは劇場で予約することができます。もちろん私も予約しました!
届くのは来年の春頃だそうです。楽しみだなあ^^
出待ち
『ファインディング・ネバーランド』の時同様、ふと気づいたら出待ちの列ができていたので、私たちもすみっこに加わらせていただきました。
井上芳雄さんとは握手もさせていただいて、ちょっとだけお話しすることもできました!
今回は旦那と行ったのですが、私たち、まだ結婚が決まる前にオフ・ブロードウェイの『ダディ~』のライブストリーミングを一緒に観たりしてけっこうこの作品に思い出もあり、
本当に大好きな作品で、結婚式でも(私の独断で)この作品の曲をたくさん使わせていただいたので、どうしてもそのことをお伝えしたくて。
この話をした時、芳雄さんが旦那を見てなぜか「ジャーヴィス…」と呟かれたのが印象的でした(笑)
お疲れのところ、とっても丁寧にご対応くださって本当にありがたかったです。
お話しはできませんでしたが、楽屋から出られた真綾さんに一瞬ご挨拶することもできました!
近くで拝見すると本当に細くて! ものすごくかわいかったです!!
あの細い体であれだけ集中力と体力の要る舞台をこなされていることを思うと、役者さんって本当にすごいなあ…と思いました。
以上、もっと書きたいことは山ほどあるのですが、それはまた次回以降に!
今後の舞台も、様々な観点で楽しんでいきたいと思います(´v`*)
Liebe Grüße,
Natsuru
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