Daddy Long Legs

「趣味は何?」ときかれた時、真っ先に来る答えが「舞台鑑賞」です。

お芝居、バレエ、コンサートも大好きだけど、一番好きなのはなんと言ってもミュージカル。

ミュージカルって食わず嫌いの人もけっこういるんじゃないかと思うのですが、
「なぜそこでうたう?」ってなっちゃう人は勿体ない!

べつにいいじゃん。わき立つ感情を表現するのに言葉だけじゃ足りなくて、歌や踊りが必要なことだってあるんだよ。

死ぬ間際だって感情が高まったら歌で表現したくなることもあるんだよ。

と思うのですが、まあこういう話をすると長くなるのでこれはまたいずれ…。

ミュージカルと一口に言っても本当にたくさんあるけれど、ここ数年観た作品の中で一、二を争うくらい心をつかまれた作品が、3月に観た『Daddy Long Legs』。

 

日本では『あしながおじさん』(ジーン・ウェブスター著)のタイトルで親しまれているこのお話、あしながおじさんが実は年取ったおじさんではないことを、恥ずかしながら私は舞台を観て初めて知りました。

孤児院で育った少女ジルーシャが、ミスター・スミスと名乗る見知らぬ紳士の支援を受けて大学に通うことになり、志の高い素敵な大人の女性に成長していく物語。

支援のお返しとして月に一度、ミスター・スミスに手紙を書くことを求められるジルーシャ。

ジルーシャは本当の名前も顔もわからないミスター・スミスにダディ・ロング・レッグズというあだ名をつけ、初めての家族として心から彼のことを慕い、大学であったこと、自分の心情、すべてを手紙に綴ります。


舞台のほとんどはジルーシャがダディ・ロング・レッグズへ宛てた手紙を読むという形式で進行していきます。

ジルーシャを演じているのは、前回のブログで紹介した坂本真綾さん。


今回の舞台も一番の目的は大好きな真綾さんのジルーシャだったのですが、これがもう最高!!!

凛として賢くて強いけれど、たまに孤独にさいなまれることもある健気なジルーシャをとてもかわいらしく、

本当に素敵に演じていました。

相手役のダディ・ロング・レッグズことジャーヴィス役は、ミュージカル界のプリンスとも評される井上芳雄さん。


井上さんのことも大好きな私にとって、この舞台はまさに夢の共演!

落ち着いた大人の男性を装いつつも、たまにものすごく子どもっぽい一面をのぞかせたり、そしてまた、彼もジルーシャとは違う意味だけれど心に孤独を抱えていたり。

人間らしく葛藤する様がとても魅力的なキャラクター。

ジルーシャには「絶対会わない」と決めていたのに、彼女の書く独創的で個性的な手紙に惹かれ、正体を偽り、ついにジルーシャに会いに行ってしまうジャーヴィス。


ただただダディ・ロング・レッグズに会いたいという強い想いで日々を過ごす一方で、ジャーヴィスに惹かれる自分に戸惑うジルーシャ。


壮大な舞台装置があるわけでもなく、派手な衣装があるでもなく、とてもシンプルな2人芝居なんだけど、それがまたいい。


声を上げて笑ってしまうシーンもあり、切なくて胸がきゅっとなるシーンもあり、

何より観た後に、とても幸せな気持ちになれるミュージカル。

 

そして曲がまた素晴らしい。中でも「幸せの秘密」、「あなたの目の色」というナンバーは

聴く度に心の深いところに響いてくる感じがします。

 

残念ながら今は上演していないのですが、

機会さえあれば絶対にもう一度、一度と言わず何度でも観たいミュージカル。


短いプロモーション映像ですが、雰囲気は伝わると思います。↓(ここで流れているナンバーが「あなたの目の色(リプライズ)」です。)

興味を持たれた方はぜひ!

Liebe Grüße,

Natsuru

スポンサードリンク

シェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする