『from everywhere.』

なんだか私、このまま淡々と日々をこなしているだけでいいのかなあ。

上手く言葉にできないけど、今できること、やるべきことってもっと何かあるんじゃないかな。

 

そんなふうに漠然と自分の存在意義を問いたくなる時、思わず読み返してしまうのがこの本です。

歌手、声優、女優etcとして活躍されている、坂本真綾さんのエッセイ、『from everywhere.』。

 

真綾さんはナチュラルな雰囲気がとても素敵で、発する言葉にセンスがあって、笑い方がとってもかわいい、私にとっての憧れの女性。
小学生の時から、ずっとずっと大好きな人です。

 

この本は、そんな真綾さんが20代最後の年に、たったひとりでヨーロッパを旅した時の37日間の記録。

パリ、プラハ、ウィーン、ベネチア、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、バルセロナ。そして最終目的地、リスボン。

「いつか行きたいと思っていた場所」をかたっぱしから旅する真綾さん。その素直で飾らない文章が心にすっと入ってきて、読んでいる私も自分の殻を取り払って、なんだか無防備になってしまう。

心がやわらかくなって、読んでいるとなぜかぽろぽろ涙が出てくることもある。

初めて来た場所に懐かしさを感じたり、異国の地でまったく知らない人たちの優しさに触れた経験が、自分にもあるからかもしれないな。

 

どの国でのエピソードも素敵だけど、やっぱりローマのB&Bでのエピソードが心に残ります。

あと、個人的にはプラハのストラホフ修道院も。
ここは私も偶然行ったことがあってすごくすごく感動した場所だったので、真綾さんの文章と一緒にそのことを思い出せたのがとても嬉しかったです。

 

旅行記とはそんなものだと思うけど、読み終えた時、旅に出たくてたまらなくてうずうずします。

自分の中で何かがくすぶっている気がして、新たな出発をしたい気持ちの人に、ぜひ読んでみてほしいです。

from everywhere.
from everywhere. [単行本(ソフトカバー)]

Liebe Grüße,

Natsuru

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