劇団四季『CATS』2018東京公演 1回目 感想②

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前回に引き続き、10月8日に観に行った劇団四季『CATS』マチネ公演の感想です。

この日のキャストはこちら。

ストーリーや今回公演からの変更点などネタバレ含むかつマニアックな感想となりますので、ご了承の上お進みください。

 

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ACT.1

オーヴァチュア

CATSは生演奏ではなくテープなのがちょっと残念だけど、アナウンスの後の迫力ある始まりが大好きです。

猫たちが一気に客席に駆けて来る場面では、懐かしさにちょっと泣きそうに…(笑)

このミステリアスな幕開け、最高にわくわくします(*´v`)

ジェリクルソング

OPの歌としてこちらも最高なジェリクルソング。

なんとなく、前よりも声量の強弱によりメリハリがついたような気がしました。

讃美歌的な部分で上から靴が落ちてくるのは健在ですが、今まではミストフェリーズが手を挙げることで再度曲が流れる演出だったけど、

今回はそんなこともなくすぐに曲が流れ出し、あ、こういう細かいところも変わったんだなーと思った。

ラストにかけての盛り上がりはいつもしびれます。

ネーミング・オブ・キャッツ

あ、変わった!とまずはっきり感じたのはここ。

全体的に今回のCATSは海外版(ロンドン版?)にずいぶん寄ってる感じがしたのですが、それが最初にわかるのがこのシーンでした。

以前は曲が流れ出すと同時に客席に散っていた猫たちですが、

今回はまず舞台中央に集まり、そこでかたまって語り出します。

これはこれで、猫たちが一丸となってる(?)ミステリアスさが出て好きでしたが、

客席に来ないの寂しいなーと思っていたら途中から来てくれました。

ここでの猫たちとのにらめっこ(笑)が、個人的にこの曲の醍醐味な気がしています。

ジェニエニドッツ

おばさん猫、ジェニエニドッツ。

今まではマンカストラップが一人でうたっていた部分も、今回はスリーガールズがうたったりしていました。

そして変わったと言えば、後半のタップダンスの曲!

今回は編曲もところどころかなり変わった印象だったけど、このタップは曲も振り付けも一新!という感じでした。

お馴染みの振り付けがもう観られないのはちょっと残念だけど、新鮮で見応えあったなー。

ちなみにラスト、みんながうたう「素晴らしいおばさんばーんざーい」の歌詞はなくなってました。

ラム・タム・タガ―

つっぱり猫のラム・タム・タガー。

いろいろと派手なので、この作品一目立つ猫と言っても過言ではないと思います。

ジェニエ二からタガーへの曲の切り替え、なんだかすごく早く感じました。

そして何を隠そう、タガーは私がCATSで一番、むしろ全ミュージカルの中で一番くらい大好きで思い入れのある役なのですが、

初めて観た大森タガー、すらっと背が高くハマっていて格好良かったです!

なんかでも、むかしは「タガーめっちゃ格好いい(*´v`)」とうっとり?しながら観ていたのに、

今は「ほんと目立つなーこの人(笑)」みたいな落ち着いた目線で観るようになってしまった自分がちょっと寂しい。。(笑)あのときめきはどこへ。。(笑)

タガーと言えば曲の合間に客席の女性をさらって舞台上に連れていくのが定番だったけど(そして私も五反田公演の時に舞台に連れて行ってもらったことがある(笑))、

今回は客席内で女性にからんで終了でした。舞台に上げるのはなくなったのかな? それともそういう気分だっただけ?

この点はまた次回チェックしてみたいと思います。

グリザベラ

タガーのめちゃくちゃ明るい曲との対比が面白い、娼婦猫のグリザベラ。

グリザベラはなんとなく、より一層「年老いてしまった猫」感が出てました。

編曲が変わって、一瞬「あれ、音楽止まった!?」みたいにびっくりした箇所があったのですが(笑)、すごく印象的で良いなと思いました。

バストファージョーンズ

政治大好きバストファージョーンズ。あれ、バストファの正式な(?)肩書きってなんだったっけ…。。政治猫??(笑)

実は私、今までバストファが登場時に言っている「いらっしゃーい!」の意味がよくわかっておらず(笑)、商人的な挨拶?などと理解していたのですが(そもそも彼は商人ではない)、

今回「いらっしゃーい! ようこそー!」と言っているのを聞いて、あ、お客さんに向けての歓迎の言葉だったのか?とようやく理解しました(笑)

むかしからこの曲でマンカスが性に似合わずすごく退屈そうにしてるのを見るのが好きで(笑)、今回もしっかりそれを観ることができて満足(*´u`)

いろいろ食べ物の小道具が増えたり、バストファの歌パートが長くなったり変わってました。

 

ちなみにこの曲の後とかにちょいちょい登場するマキャヴィティ。みんなの反応(?)もちょっとした歌みたいなのが入ったりして、少し変わっていました。

マンゴジェリーとランペルティーザ

こちらもわかりやすく変わった箇所、泥棒猫のマンゴジェリーとランペルティーザ!

曲がロンドン版と同じものになっていました!

今になってなぜ!?とちょっと思ったけど(変更点についてはプログラムに詳しく書いてあったりするのかもだけど、今回プログラムを買わなかったのでもし書いてあったらすみません)、

より軽快でコミカルなこの曲はこの2人らしくてかわいいなーと思います。

ただ、日本人的にリズムとか馴染みやすいのは今までの曲かなあ…とも思ったり。コソ泥っぽい感じが出てる気もして。あと、歌詞も入ってきやすかった気がする。演じる側も前の方がやりやすそうだなーとちょっと思ったり。

新しいのにまだ私の耳が慣れてないだけかもしれないけども。

ちなみに、聞き逃しとかなければ変わったのは曲だけで、歌詞は今までとまったく一緒でした。

オールドデュトロノミー

長老猫、デュトロノミー。

今まではタガーは高い定位置にいてあんまり舞台上まで下りてきてなかった気がするけど、今回はわりと他の猫たちと近い位置にいました。

マンカスとタガーのデュエットはやっぱりいいなー(*´v`)

特に何のエピソードも公開されてないけど(笑)、この2人は同じくらいの年齢(だと思う)だし、

むかしデュトに助けられたりとかいろいろあったんだろうなーと思わず妄想してしまうシーン(笑)

この曲も振り付け(?)とか今までとちょっと変わってました。

ランパスキャット

今回のCATSでどこが一番変わったかって、この「ランパスキャット」の曲目の追加だと思います。

ロンドン版のDVDでむかしから知ってる曲だったけど、まさかこの曲が日本版に加わるとは思いもよらず!

「ここからジェリクル舞踏会で一幕も終わりだな~」と思っていた矢先の出来事だったので驚きました(笑)

 

で、このランパスキャット。ロンドン版を観た時もなんかよくわからず、ぽかーんと眺めていただけだったのですが、

正直、日本版でもただただぽかーんと眺めることしかできませんでした(笑)

あくまでも個人的な意見ですが、日本版にはこの曲いらない気がするー。。

イングリッシュジョーク的な何かなのか?、私にはまだいまいちこの曲の楽しみ方がわからないのです(笑)

なのでちょっと日本文化には馴染みにくい感と間延び感があり、この曲を日本で外したのはむしろ英断だと思っていたので、うーーん、どうだろう。。と思いながら観ていました。

でもマンカスのソロはたしかにもっとあっても良いと思うので、そういう点ではいいのかなー。

これももしかしたらプログラムに書いてあるのかもしませんが、近年国際化社会なので、「これは日本人には受け入れられない」と思ってかつて外した演出を復活させる流れになったのかなあ…と勝手に想像(笑)

他のお客さんたちがこの曲を観てどう思ったのか、ちょっと気になるところです。

ジェリクル舞踏会

このへんは安定のというか、観た感じ今までどおりで懐かしさを感じながら観ていました。

私は歌なしでもダンスを観るのがとにかく好きなので、ジェリクル舞踏会は大好きなシーン。

曲にも振りにもメリハリがあって、最高にテンションが上がります!

メモリー

グリザベラがかつての栄華を懐かしむ姿(?)が、よりロンドン版っぽくなっていました。尺も伸びたと思う。

DVDのこのシーン、中学生の頃に観ても涙を誘われたので、いざ大人になってからこうして観せられるとやっぱり思うところがあるというか。

でももっともっと年月を経てから観ると、より味わい深くなるんだろうな、と思わせてくれる「メモリー」。

この曲がCATSの曲であるということを知らない人もたくさんいると思うけど、作品と合わせて聞いてこその名曲だなと思います。

 

案の定長くなりましたが(笑)、

これにて一幕は終了!

二幕の感想はまた次の記事へ続きます。

 

Liebe Grüße,

Natsuru

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