2017年6月3日(土)夜。
数年ぶりに劇団四季の『オペラ座の怪人』を観に行ってきました!
横浜公演なので四季劇場ではなく、「KAAT 神奈川芸術劇場」にて。
この劇場に来るのは2回目だけど、やっぱりスタイリッシュな劇場だなあと思いました。
『オペラ座の怪人』は、私が初めて観た劇団四季ミュージカル。
初観劇は中2の時だったのですが、
音楽、構成、キャストの方々の実力含め、一瞬でこの作品の虜になってしまいました。
特に当時の今井清隆さんのファントムは本当にすごかったです。
それから観劇の回数を重ねてたぶんこの作品ももう20回くらいは観てるけど、
今井さんを超えるファントムにはやっぱり何年経っても出会えないなあ…というのが正直なところ。。
でもやっぱり、私は今でもこの作品が大好きです。
初観劇から年月をだいぶ重ねて、
この歳になってあらためてこの作品について思うところ、もう一度観ながら考えたいところがあったので、
このタイミングで観ることができたのは本当に嬉しかった(´v`*)
どのミュージカルにも言えることだと思うけど、
オペラ座は特に観る前にその音楽に親しんでおくと舞台の味わい深さ倍増だと思うので、
初観劇の旦那にも曲を覚えさせようと、
観劇2週間ほど前から家でやたらとオペラ座の歌をうたって密かにすりこんでいました(笑)
結果、一部の曲は観劇前に鼻歌でうたえるところまで旦那が成長したので、
作戦は成功だったと思います(笑)
前日の夜には超殴り書きで主な登場人物と見どころを説明しました(我ながら殴り書きすぎ(笑))。
要は
◆このミュージカルでもっとも注目すべき点はクリスティーヌというパリのオペラ座で舞台に立っているヒロインと、
彼女に歌を教える天才芸術家ファントムと、クリスティーヌの幼馴染ラウルの三角関係である。
特にクリスティーヌのファントムに対する想いはあれこれ議論の余地もあるので最大のポイント。
◆ファントムがクリスティーヌを舞台の主役にしようとするので、
オペラ座のプリマドンナであるカルロッタとその相手役のピアンジはクリスティーヌのことを快く思っていない。
◆また、オペラ座にはバレエ教師のマダム・ジリーという人物がおり、ファントムと何かしら精通しているようである。
その娘のメグはクリスティーヌの親友であり、いつも背中を押してくれるが、
このジリー親子は2人してどこかファントムを尊敬し、憧れを抱いているような節あり。
実はそこも、個人的に思うこの物語の重要なポイント。
★その他メインの登場人物として、オペラ座の支配人であるムッシュ・アンドレとムッシュ・フィルマンがいる。
以上(笑)
と、前置きが長くなりましたが、
ここから更にけっこう突っ込んだ感想と考察を書いていきたいと思います。
ネタバレは大アリですのでご注意ください(笑)
ちなみに、『オペラ座の怪人』には『ラブ・ネバー・ダイ』というタイトルの続編が存在しますが、
オペラ座ファンとして敢えて言いますが、
この続編は1作目すら台無しにしてしまうとんでもない駄作であると個人的に思っているので、
続編はないものとしての感想になります。
というわけで、まずはキャストから。
劇場の勝手がわからず、どこにキャスト表があるのかわからなかったので、
四季HPのスクショで失礼します。。
ファントムは佐野さん!
そのむかしけっこうラウル役で観ていた方ですが、
実は初めて佐野ファントムを観た時、ラストシーンが切なすぎてすごく心に響いたんです。
以来、歌唱はもちろんのこと、ものすごく演技の上手い方なんだなあというイメージがあったので、
久々の観劇で佐野ファントムはすごく嬉しかった!
ラウルは神永さん!
このマニアックなブログを真剣に読んでくださっている方はどこかで見た名前だなあと思われるかもしれませんが(笑)、
『ジーザス・クライスト=スーパースター』でジーザスをやられている方です。
懐かしの柳瀬さんとかもそうだったけれど、
やっぱりジーザス役の人はオペラ座ではラウル、という傾向があるんだよね。
そしてクリスティーヌ山本さんも、以前観たジーザスでマグダラのマリアをやられていた方^^
マリア役ができる方のうたい方は個人的にすごく好きなのでこれも嬉しかった!
演技面では、私が個人的に思っているクリスティーヌとは少し違ったけど、
透き通った歌声が最高でした。
あとは個人的に馴染みのある役者さんはマダム・ジリーの早水さん。
早水さんと言えば『CATS』のグリザベラで何度も拝見した方です。
全体的に優しい印象なので、演技と外見はこれまた私の思うマダム・ジリー像とは少し違いましたが、
やはり歌は安定。
そんな感じでわくわくの舞台が始まります!
ほんとにオペラ座久々すぎて、客席に入ってオークションの舞台のセットを観るだけで心が躍った(´v`*)♪
幕開けからずんずん感想を書いていきたいところですが、
ここまでですでに長くなってしまったのでまた次の記事で本編について書きます(笑)
マニアック必至ですが、それでもかまわない方は、よろしければおつき合いください!
Liebe Grüße,
Natsuru
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