【不育症】成育医療研究センターでの出産③

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出産当日の話、前回の記事の続きです。

病院到着~出産まで

思ったよりも展開が早い→LDRへ移動

早朝の破水から入院となったものの、「明日の日中に生まれれば良い方」と助産師さんから言われた私。

なんだ、じゃあ今日はまだ生まれないかな~と思い、radikoで大好きな坂本真綾さんのラジオを聞きつつ、こんなことなら読みかけの本持ってくるんだったなーと思いつつ、
携帯をいじって子どもが生まれた後に聞かせたいクラシックやミュージカルの曲のプレイリストをのんびり作成していました。

が、もともとタクシーに乗った時点で定期的にあった生理痛っぽい痛みが徐々に強く、そして間隔が短くなってきている気がして、

「あれ? もしかしてこれって陣痛なんじゃない?」

と、試しに陣痛アプリで間隔を計り始めました。

痛みが引くと何ともないのに、痛い時がなかなかしんどくなってきて。。

でも様子を見に来た助産師さんに「けっこう痛いんですけど」と苦笑いしながら言うと、「笑ってられるくらいだったらまだまだ^^」と笑顔で返されるという展開(笑)

この時点で午前11時くらい。とりあえず親友たちに「入院なう」LINEを送る余裕もまだあり、
お昼ご飯も痛みでちょいちょい中断しつつも「今食べておかないと食べられなくなるかもしれない」とほぼ完食。

…したものの、12時半くらいには痛みの度合いが更に強くなり、波が来た時には痛すぎて体が震えていました(笑)
(↑今だから「(笑)」とか書けるけどこの時はまったく笑い事ではなかった)

助産師さんに痛みを訴え、13時くらいからまたNSTをしてもらうも、バンドの位置がずれていたのか痛いわりに上手くお腹の張りを拾ってもらえず。。
でも後から見たら陣痛アプリではこの時すでに3~5分間隔で激しい痛みに襲われており(笑)

私の苦しみ方を見た助産師さんたちがちょっとざわつき(?)、再び確認してもらったらこの時点(14時過ぎ)で子宮口5㎝。

なんか思ってたより展開早くない??

と驚く私に、「この後LDR(陣痛の進行を待ちつつ分娩もできる部屋)に移動するけど今日混み合ってて15時半~16時くらいになりそうです」と助産師さん。

波が来るとほんともう痛くて気持ち的には待ってる余裕なんてなかったけども、なんとかうなずく私。

ここで分娩用の服(?)に着替えたりもしたのだけど、もっと痛みがマシな時に着替えておけばよかったと後悔するほど、痛みが襲ってくるとただただうめくしかなく、着替えすらままならない状態。。

このあたりでまったく親友たちとLINEする余裕などなくなっていたのだけど、なかなか返信しない私に親友が「大丈夫か…」と送ってくれた言葉にかろうじて返信。

一言、「つらい」(笑)
でも決死の思いでカナヘイさんのうさぎが骸骨っぽくなってる絵文字もつけた(笑)

もうほんと、あとどのくらいこの痛みに耐えれば良いのかわからない中、
いざと言う時のために無痛にもできる選択肢を残していたので無痛にするかどうか迷いまくり、

LDRの準備ができたらすぐ移動できるように点滴打ちますと言われ、
でも輸血もできる用の針なのでちょっと太くて痛いかもしれないとも言われたものの、
そんなこたどうでもいいくらい陣痛が痛くて…(笑)

最初左腕に刺してもらった針が上手く刺さらず、結局右手に刺したりとかしてたけど、それどころじゃなさすぎて「もうなんでもいいから好きにしてくれ」という気持ちでした。

そしてこのあたりで、奇跡的に仕事を早く切り上げられた旦那が病院に帰還。
この時私はうめき声をおさえられず(叫ぶとかはしなかったけど)、体は痛みに震え、大人になってから初めて「痛くて涙を流す」という経験をしていました。

いろんな人の話を聞くとやっぱり個人差もあるんだろうなとは思うけど、
私にとって陣痛は、なんというか、ほんと想像を絶するという表現がぴったりの痛みでした(笑)

世の中にこんな種類の苦しみがあったなんて…と思ってしまう、まさに生まれて初めて経験する辛さ。。
文字通り筆舌に尽くしがたく、ちょっとどう表現していいかわからないのですが、
内側からがんがんものすごい力で突かれるような痛みだったような(あんなに痛かったのにすでにうろ覚え)気がします。

そして16時くらいに(?)ついにLDRへ移動!

とても歩ける状態ではなく、車椅子に乗せられ、点滴と共に超鮮やかにLDRまで連れて行ってもらいました。助産師さん、さすが。

どうでもいいけどもLDRに行く直前で1DAYコンタクトを外しました。
車椅子に乗ってる時に旦那が私の手にメガネケースを載せてくれたのだけど、蓋を開くこともできないくらい痛みに苦しんでおり、メガネをかけられたのはLDRに着いた後でした(笑)

LDR入室→ついに無痛を選択

やっとこさ入れたLDRは、窓も大きくて快適な空間だったような印象がほんのりと。
でもそんなこと気にしてる余裕はもちろんありませんでした(笑)

分娩台に乗るよう指示されたものの、この分娩台がけっこう高くて。
痛すぎて立ち上がることもままならないのに、今からここに!?っていう高さ(今見たらそんなに高くないかもしれない(笑))。

そこをなんとか、「次に痛みが治まった時に上がりましょう! せーの!」みたいな感じで助産師さんに誘導されて這い上がり、
今度は分娩台で痛みに苦しむことになりました。。

でも痛い時に助産師さんがお尻をおさえてくれるとほんとちょっと楽になって、プロってすごいな、と思いました。

で、前述のように私はいざとなったら無痛にも切り替えられるようにしていた(事前に麻酔科とか受診してた)ので、
ここに来るまで何回かきかれていた「無痛どうしますか?」をもちろんここでもきかれるわけです。

できれば自然で、、と思っていたのでここまで渋っていて、
この時点で「子宮口8㎝」と聞いて、じゃあ10㎝までもうちょっとかな?と思い泣きそうな声で「頑張ります」と答えたものの、
「今ならまだ無痛間に合います」と説得(?)され、ついに心が折れました…。

この頃、ほんとに地獄の苦しみで、旦那は私の骨盤がぺきっと音を立てて広がるような音を聞いたとか(空耳かも(笑))。

その痛みに加え、赤ちゃんに酸素を運ぶために深呼吸を頑張っていたものの、あまりの痛さに息が詰まってしまうことも何度かあり、「赤ちゃんちょっと苦しそうなので頑張ってください」と言われたりもして、

だったら無痛にしてちゃんと呼吸できた方がいいかもしれない、と思ったことも要因となり、
絞り出すような声で「無痛にします…」と伝えたのでした。。

呼吸もなんだけど、痛すぎて目をぎゅっとつぶってしまうと「目開いてください!」とか言われたりして(笑)

この痛みに最後まで耐える皆さんって本当に本当にすごいなと思いました。

次回、麻酔科の先生が来たところから始まります(笑)

Liebe Grüße,
Natsuru

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