ファインディング・ネバーランド』 来日公演 観劇感想 -その3-

思っていたより更新が遅くなってしまいすみません。。

『ファインディング・ネバーランド』来日公演、9月9日ソワレ公演の感想続きです。

ネタバレありますので、ご注意ください。
念のため、再度子役のキャスト表を。

<ACT2>

2幕はバリの書いた新作舞台の稽古初日。
芝居の内容に役者たちが戸惑っている場面から始まります。

「The World Is Upside Down」は慌ただしい雰囲気が出ている中でも笑いどころが盛りだくさんで、
個人的には「今、迷子です」がツボにハマりました(笑)

こうしてあらためて観ると、『ピーターパン』って本当に面白い設定が多くて、
ネバーランドで暮らす子どもたちに「迷子」という名称がついているところもそうだと思う。

普通に受け止めていたけれど、たしかによく考えると「迷子って何??」ってなるよな、と思ったシーン(笑)

その後、パブでの「Play」のシーンは、
パブが舞台ということもあってか、ケルティッシュな音楽にのせて盛り上がります。

やっぱり一曲、一曲に「ショー」感があってわくわくします。
この先はどうなるんだろう、次はどんな演出を観ることができるんだろう、という期待感。

この曲はちょっと海賊っぽさもあり、そういったところにも『ピーターパン』との巧みなつながりを感じました。

この後の「What You Mean to Me」も、とっても美しい曲。
バリとシルヴィアが惹かれ合い、互いの存在の大きさを認識するシーンです。

ゴーストライト(常夜灯)と2人の影がとても幻想的に映り、
静かな幸福感に満たされました。

もちろん、お互いに一度べつの家庭を持ち、様々な背景を持つ2人なので、
ただの「純愛」というわけではない。

プログラムにもありましたが、
2人はあくまでも、互いに何か大きなものを与えてくれる「ソウルメイト」、「同志」という関係なのだという解釈が、やっぱり一番しっくり来ます。

「恋愛」よりももっと深く、堅い「絆」。
それがこの曲ではとても上手く表現されているように感じました。

これもプログラムにも書いてあったけれど、『ピーターパン』において「影」はとても重要なモチーフのひとつ。
ピーターが影を落としてしまい、それをウェンディが縫い付けてあげるという物語も、
とても面白いなあ、と興味深く感じる箇所です。

妖精(ティンカーベル)を「光」で表現する一方、「影」にも焦点が当てられている『ピーターパン』。
「『ピーターパン』における光と影との関係」とか、
いろいろな書籍と比較しながら論文で書いたらすごく楽しそう!(笑)

自分なりに読み解いてみたいな、と感じる部分です。

「We’re All Made of Stars」は、シルヴィアの子どもたちが光る一曲!

プロとして活動している子たちにこんなことを言うのは失礼かもしれないけど、
この堂々としたパフォーマンス、舞台に立つことを心から楽しんでいる様子、
本当に素晴らしくて、観ていて自然と笑顔になってしまいました。

こんなかわいい子どもたちがいるシルヴィアが羨ましい!(笑)

その後、子どもたちが主役のかわいいシーンから一変、
シルヴィアが重い病に侵されていることがわかり、
戸惑うピーターにバリが語りかける「When Your Feet Don’t Touch the Ground」

この曲も名曲だと思う。
バリとピーターのかけ合いのシーンはどれも大好きです。

切ないけれど、まっすぐに前を向こうとしている幼いピーターの姿に、
とても心を打たれました。

「Something About This Night」も、ショーのような雰囲気のある曲でわくわく!

ここからラストシーン、「Neverland(Reprise)」まではあっという間です。

そしてこのラストシーン、本当に大好き!!

病気のために舞台を観に来ることができなかったシルヴィアのために、
バリの提案で役者たちがシルヴィアの家に勢ぞろいし、その部屋を舞台に『ピーターパン』の物語を演じます。

最初は子役や犬役を演じる大人たちが笑わせてくれますが(笑)、
徐々に観客も、この素晴らしい劇中劇に見入ってしまうシーン。

上手く言えないけど、このラストの15分間、本当に夢を見ているような気持ちになりました。

生で観る舞台だからこその、舞台上のあたたかな雰囲気が劇場全体を包み込んでいく空気と、
どこか懐かしさを覚える旋律にのせて紡がれる、懐かしい『ピーターパン』の物語。

台詞と音楽のタイミングが絶妙で、すごく心に響いてきたし、胸が熱くなりました。

特に、瀕死のティンカーベルが劇場にいるすべての人の力で命を取り戻す場面から涙が止まらなくなった。

幼い頃に観た『ピーターパン』の舞台を思い出したし、
本当に、劇場中が一体となっている空気を感じました。

そして、ティンカーベルがその命を再び輝かせると同時に、
シルヴィアはその命を燃やしつくします。

話には聞いていたのだけど、
このシーンが美しすぎて。。。

金色の光の中で舞うシルヴィアは、
苦しみや悲しみ、すべての負の要素から解放されたかのようで、

ウェンディさながらにピーターと共にネバーランドへ旅立っていくかのように見える姿、
そして残された彼女のストールが舞う様子、

すべてが美しかったです。

映像では決して伝えることはできないであろう、
肌で感じるからこその感動がありました。

ティンカーベルの「信じる者がいるかぎり絶えることのない命」と、
人間の持つ「命の儚さ」。

それをこのシーンで対比させていることもまた面白くて、
ここも自分なりに解釈してみたいポイントになりました。

ここで舞台終わりかな…?と思いきや、

その後のバリや子どもたち、そしてシルヴィアの母、モーリエ夫人の姿を見られたことも嬉しかったです。

悲しみを乗り越えて強く生きる人々の姿がそこにあり、
でもそういうふうに生きていくためには、現実だけでなく「夢」の力が必要なんだ、と言われたような気がしました。

そして大満足のカーテンコール!
(※カーテンコールのみ撮影OK)

突き動かされるようにスタンディングオベーションをしたのは久しぶりでした。
(前の人が立って観えなくなるから、そんなに満足してないのにスタンディングする舞台もけっこう多い(笑))

本当に、日本にいながらにしてこんな舞台を観させてもらえたことがありがたかった!!

というわけで、我慢できずにリピーターズチケットを買ってしまいました(笑)

今は2回目観劇に向けて、毎日『ファインディング・ネバーランド』の曲を聴きこんでいます^^

そしてそして!

観劇後、たまたま出待ちの列に遭遇し、
何人かのキャストさんにサインをいただいたり、一緒に写真を撮っていただきました!

皆さん本当に気さくで素敵でした!
主役のお2人のきらきら具合は半端なかったし、
子どもたちがほんっとうにかわいくて(´v`*)

カタコトで「写真撮ってもらえますか?」と言う私に「Sure」とにっこり。
かわいすぎました!!(笑)

遠い日本に来てくれている皆さんが、
どうか日本で美味しいものを食べて、優しい人に出会って、
日本のことを好きになってくれたら良いなあ、と思ってしまいました。

長々とすみません(笑)
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!

次回はまた違う観点からも感想を書けたら良いなと思います!

Liebe Grüße,
Natsuru

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