アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』総集編 感想

スポンサーリンク

作中でひとつの季節をテーマにしていたり、そういう季節感のある作品はやっぱりその季節に観たり読んだりするのが一番。

と思っているので、この夏、8年ほど前?に放送され、当時とても人気だったと思われるアニメ、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』をようやく観ました!

 

と言っても、昨年『心が叫びたがってるんだ。』の実写映画化を記念して4時間ほどにまとめられていた総集編なので、すべてをちゃんと観たわけではないのですが。

(ちなみに『ここさけ』はアニメ映画だけ観たけど、私は正直あまり好きじゃなかった…)

 

昨年録画したものの、観ないでいるうちに夏が終わってしまい、今年の夏こそ!と思って観た作品。

以下、感想を書きたいと思います。ネタバレありですので、ご注意ください。

 

スポンサードリンク



『あの花』総集編

「総集編」ではあるものの、全11話とそんなに長くない作品なので、そこまで大胆にはしょられている感じはありませんでした。

たまに「あ、今はしょられたんだな」と思ったりするところはあったけど、特に前半はけっこう細かいエピソードまで入っていた気がします。

どちらかと言うと、後半をあまりはしょらずに全部入れてほしいなと思ったけど、前半をはしょると細かい人物関係がわかりづらくなってしまうし仕方ないのかな。

 

この記事を読んでいる方はすでにご存知の方が多いかなと思いますが、あらすじとしては、

高校受験に失敗して引きこもり生活を送る宿海仁太(じんたん)のもとに、何年も前に事故で亡くなった幼馴染、本間芽衣子(めんま)の幽霊が現れ、

めんまの死をきっかけに物理的にも精神的にも距離ができてしまった当時の仲良しグループ、超平和バスターズのメンバー、安城鳴子(あなる)松雪集(ゆきあつ)鶴見知莉子(つるこ)久川鉄道(ぽっぽ)たちが再びひとつに集結していくひと夏の物語。

 

「ひと夏の物語」っていうあたりが個人的にはとても好きです。『ウォーターボーイズ』とか、「あの夏」みたいに一括りにできるエピソードってなんだか青春っぽくて良い。

そして本当に質の良い作品って1話観ただけでわかるものだと思うのですが、この作品も例外ではなく、初めからスタッフ陣の熱意とこだわりを感じる作品でした。

物語の舞台は埼玉県の秩父らしく、聖地巡礼をする人も多いという話だけど、ファンが多いのもうなずける作品です。

 

OPもEDも、作品に合っていてすごくいい。

特にEDには2001年にヒットした「secret base ~君がくれたもの~」(を女性陣キャストがカバーしたもの)が使われていて、

歌詞の内容にも物語とのリンクがあり、少し切ないような、でも心地良い余韻が残ります。

「これってもともと誰がうたってたんだっけ? Whiteberry? Berryz工房?」とか言っていたら(Berryz工房はともかく、Whiteberryと間違える人は一定数いると思う(笑))、

正解はZONEでした(笑)

ちなみにこの曲大好きなのに、実はタイトルも今回初めて知りました。。

感想(ネタバレあり)

思っていたとおり、感動する作品でした。総集編でも十分泣けた。

私には秘密基地で遊んだりしていたような幼馴染はいないけど、それでもなんだか懐かしさや、もう二度と戻らない過去に対する切なさのようなものを感じたし、

成長しても変わらない個人の性格や他者との関係性も丁寧に描かれていて、

作中の人間関係は意外とどろどろしているんだけど(笑)、一人ひとりを応援するような気持ちで観ていました。

 

いろいろこじらせてしまった登場人物たちの中で、幽霊として現れためんまの純粋な姿は本当に救いになっていたと思うしかわいかった。

超平和バスターズだけでなく、サブとして出てくる家族たちにも味があります。

 

私が気になっているキャラクターはやっぱり(?)ゆきあつなんだけど、なんか女装のシーンとか、「一体どういう気持ちで観たらいいのか」がわからない人物でもありました(笑)

なんか、観てはいけないものを観ているようないたたまれない気持ちになってしまって(笑)、ゆきあつに関しては最後まで「彼をどのように観たらいいのか」つかめなかった気がします(笑)

個人的にはあなるとのペアはなかなか面白いなと思うので、もっとこの2人を見てみたかった気もする。つるこはかわいそうだけど。。

 

あと思ったのが、めんまの好きな芸人が2006年くらい?に登場した「ですよ」という芸人さんだったりして、彼のネタも若干出てくるんだけど、

私は当時「エンタの神様」をけっこう観てたから知ってるんだけど、彼はそんなに有名な人なのかな? わからない人けっこういるんじゃない? などといらんことを思ってしまったのですが、どうなんでしょう(笑)ちなみに旦那は知りませんでした(笑)

「なぜそこ!?」っていう微妙なポイントだからこそ、逆にリアルが感じられるってことなんだろうか。

 

ラスト、今までじんたんにしか見えなかっためんまの姿がみんなにも見えるのは、すごく素敵な演出だったと思います。

子ども時代を彷彿とさせる「かくれんぼ」とからめてるのも良かった。

個人的には花火の打ち上げのシーンも好きなので、花火と共に終わらせるのであればどんな感じだったか見たかったかも、という気持ちもあるけど。

 

その他、物語に出てくる食べ物が美味しそうで気になりました(笑)

1話からしてラーメンが食べたくなるし(笑)、一番気になったのはめんまが作ってた蒸しパン

いつか自分でも作ってみたいけど若干めんどくさいなーと思っていたら、

物語の聖地秩父ではこの蒸しパンを販売しているとか! 今も売ってるのか定かではないけど。

とりあえず観終わったあと蒸しパンが食べたすぎて、でもないので仕方なく夜中だけど奇跡的に家にあったカントリーマアムを食べました(笑)

でもカントリーマアムってむかしと比べると明らかにサイズ小さくなったから、めんまたちが食べてるのと何か大きさが違うという(笑)美味しいからいいんだけども。

 

 

などなど、物語の本筋以外のところでも楽しませてくれる作品でした!

総集編録画しておいてほんと良かったです^^

秩父はもともと行ってみたい場所でもあったので、そんなに遠いところでもないし行ってみたいなー。

 

Liebe Grüße,
Natsuru

コメント

タイトルとURLをコピーしました