サマータイムの罠

週末が過ぎ、ドイツで迎える初めての月曜日。

この日は寮の管理人さんと朝8時に待ち合わせをしていたので、私は7時に起き出した。

まだ時差ボケが続いているせいもあってか、朝に弱いはずなのに、

ドイツに来てから寝起きのコンディションがいい。

まったり過ごしながら、朝食のパンをかじろうと思った7:50。

突然ノックの音がして、部屋を開けてみると潤が立っていた。

そして、衝撃の一言。

「もうサマータイム始まってて、今8:50らしいよ!!」

な、なんですと!?!?!?

サマータイムと言えば、これまた日本人にはとても馴染みの薄い制度。

「1年のうち夏を中心とした期間に、太陽の出ている時間帯を有効に利用する目的で、

標準時を1時間進める制度。

明るいうちに仕事をし、夜の余暇時間を延長できる。

緯度が高く夏の日照時間が長い欧米諸国などで多く導入されている。」

そうな(Wikipediaより)。

迷信レベルでしかサマータイムのことを知らなかった私は愕然。

どうやらちゃっかり昨日から始まっていたらしく、ということは、

私たちは管理人さんとの約束に1時間も遅れているということに…!!

あわてて駆けつけると、そこには体格の良い管理人のおじさんが。

「ごめんなさい、サマータイムだって知らなくて…」

と謝る私たちに、「問題ないよ」と優しいお返事。

なんて心が広いのでしょう。

それから私たちは、部屋を空けて優雅に朝の散歩に出ていたレオナを捕獲。

車で管理人のおじさん(以後、管理人のおいちゃん)に、

寮の大家さん、エリザベスさんのところへ連れて行ってもらった。

このエリザベスさんもとってもいい人!

会う人会う人にとても親切にしてもらい、来たばかりなのに、どんどんこの町が好きになる。

入寮の手続きをすませた後は、フックスという名のカフェ(写真中央の建物)で
おやつのケーキを買い、寮に帰った。

そこで管理人のおいちゃんが地下倉庫の鍵を開けてくれたので、

私たちは去年の日本人留学生が残してくれた食器や調理器具を分けた。

これでやっと、まともに料理のできる生活になる。

ということで、夜はレオナの部屋に集まり、窓を開け放ってムーディーな雰囲気の中、みんなで夕食。

ドイツに来てまでくだらない話で盛り上がり、散々笑った後に解散。

日本にいるのとほぼ変わらないような気もする過ごし方に、何やってるんだろうと思いつつ、

来週からは大学の語学講座も始まって嫌でも忙しくなるだろうから、今のうちに息抜きしとこう、と思うことにした。

勉強以外にはさしあたってすることもなく、有り余るほどある時間。

そんな時間を一緒に過ごせるレオナと潤がいてくれることを、とても恵まれていると思った。

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