スペイン旅行記 -3日目-②パエリアへの執念とプリンの王様

セゴビアで迎えたランチの時間。

旧市街をずんずん進んでいた私たちは、
とりあえず腹ごしらえをすることになった。

私たちがこの日どうしても食べたかったのが、
初日に食べたくて食べ損ねた本場のパエリア。

まあ、パエリアのあるお店くらいそのへんにいくらでもあるだろう、
ここはスペインだし。

ということでぶらぶら歩いたのだけれど、
なぜかパエリアのお店は見つからなかった。

その時、ピザ屋みたいなお店から髭の印象的な警官が顔を出し、
「やあ、ピザでも食べて行かないかい?」
と話しかけてきた(ように思えた←言葉がわからないので完全な推測)。

…が、私たちが今食べたいのはパエリアであってピザではなく、
ここは絶対に譲れなかった。

そこで私たちはなんとかパエリアを食べたい意思を伝えようと、
警官に向かって「パエッラ、パエッラ」とひたすら繰り返した(笑)
何せ他にこの場面でしゃべれるスペイン語皆無(笑)

後で聞いた話によると、スペイン語ではパエリアのことは「パエジャ」と発音するらしく、
「パエリア」すらまともに言えていなかったことになるわけだけど、

この警官はわりと早く
「あ~! パエリアが食べたいのか!」と気づいてくれた(ように思えた)。

「それならこの道をまっすぐ行って右に曲がったところにあるよ」
と警官が言ったものと判断した私たちは、
お礼を言ってパエリア散策の旅を継続。

そんな我々の後ろ姿を見て、警官は
「はっはっは、かわいいお嬢ちゃんたちだなあ」
と言ったものと思われる。

唯一「かわいい」という単語は聞き取れたので、あながち間違っていないはず(笑)

警官の言うとおり、まっすぐ行って右に曲がった私たち。

しかし、そこにパエリアのお店はなかった(笑)

それでも諦めきれなかった私たちは二手に分かれてお店を探したのだけど
(二手に分かれてまでパエリアを探すってどんだけやねん、と今となっては思わず突っ込んでしまう箇所)、
見つからず。。

いや、でもそんなはずはない、
と、通りすがりの女学生にきいてみた(彼女も英語はわからなかった)のだけど、
彼女はわからないとのこと。

だけど一緒に、パエリアのお店を探してくれた(笑)

でも、それでもだめだった。。。

本当に今、この瞬間に喉から手が出るほどパエリアを欲しているけれど、
もうここまで来たら諦めるしかない。。
もうどうしようもない。。。

と絶望感に浸りながら、
私たちは近くにあったレストランに入ったのだけど…

このレストランがまさかの大正解!!

パエリアこそなかったけれど、
クリームコロッケ、サラダ、ムール貝とえびをオリーブオイルであれこれしたもの…
どれも信じられないくらい美味しかった。

店員さんもまたユーモアのある良い人で、
私たちがメニューを見ながら適当に発音するスペイン語をいちいち直してくれて(笑)、
たくさん食べてサングリアも飲んで、
もうお腹いっぱい!もう食べられない!!
というタイミングでお会計…

ではなく、デザートメニューを持ってくるという周到さ。

「こんなの持ってこられたら食べたくなっちゃうじゃん」となぜか怒りつつ、
私たちはまんまとデザートを注文したのだけど…

私が注文したのはこちら。

まさに絵に描いたような…!

これ以上ないくらいの、プリンの王様のようなプリン…!!!

きっとちょっと固めのいわゆるプリンが好きな人なら、
私の興奮をおわかりいただけることだろう(笑)

クリーミーなプリンはプリンじゃない。
カラメルソースは底ではなく、このように上になければならず、
プリン本体は台形でなければならない。

とりあえずそれを満たしているだけでも完璧なのに、
周りに生クリームまで!?!?!?

正直、胃はすでにキャパオーバーだったけれど、
このプリンにスプーンを入れ食べ終わるまで、
まさに至福のひと時だった。

情熱の国、と言うよりなんかもうこの旅は食の国、スペインだなあと思いながら、
私たちは自分たちが食べてしまったけっこうな額を、
やむを得ずカードでお支払いした(笑)

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