マドリードのレティーロ公園。
ドイツで調べた事前情報によると、ここもかなり治安が悪い場所としてピックアップされていた。
ので、内心びくびくしていたのだけど、
この日は祝日だったため、人も多くにぎわっていた。
治安というか、スリ注意、という感じなんだろうか。
この写真にはすべては収まっていないけれど
池には大量のボートが浮いており、
なんかちょっと、逆ににぎわいすぎな感じもした(笑)
手袋から人間の腕をのぞかせるミニーちゃんと思しき何かが風船を売る図。
実際目の当たりにするとけっこう恐ろしく、
バレないように隠し撮りしたのでブレた(笑)
公園の片隅でお菓子を売っているおじいさんもいて、
割高だったけれど空腹に耐えられずキットカットを購入。
それにしても、英語がまったく通じないのには驚いた。
いくらなんでも、「ワン、ツー、スリー」くらいは通じるような気がしてしまうものだけど、
通じないところでは本当に通じない。
それどころか、スペインにはこちらがきょとんとしていてもスペイン語で押し切ってくる人がかなり多い。
こちらが知っているスペイン語と言えば、
せいぜい「こんにちは」とか「ありがとう」とか、
「かわいい」とか「スーモ・デ・ナランハ(オレンジジュース)」くらいなもので、
なんかもう、日本語とドイツ語を交えて応戦する以外に方法がなかった(笑)
この先の旅はどうなることやら、と思ったけれど、
サークル同期のぴのが「無事着いた?」と電話をくれたりしてちょっとほっとしつつ。
その後、アトーチャ駅周辺を歩き、市場で10ユーロのナップザック(?)に一目惚れした私たち。
ナップザックと言っても何の変哲もない布を縫い合わせただけの、
正直、ミシンさえあれば自分でも作れそうなものだったけれど、
ボーダー模様のナップザックを色違いで持ちたいという謎の野心が生まれたのだった(笑)
「3つ買うから20ユーロにして」(←もちろん基本的に英語は通じないので、身振り手振りを交えて「スリー、トゥエンティ」と言うだけ(笑))
となかなか強気な値切りは敢えなく却下され、
きっかり1人10ユーロでナップザックを手に入れた。
私はこのナップザックを「いつ盗られてもいいダミーバッグ」にすることに決め、
旅行中はペットボトル、折り畳み傘のみを入れて歩いていた(笑)
それからだんだんと陽が落ちてきて実感したのだけれど、
スペインの夜はとても明るい。
店もかなり遅くまで開いているし、
小学生みたいな子どもが夜の10時を過ぎても町の中で平気で遊んでいたりする。
かの有名な昼寝の習慣、シエスタのせいもあって夜ごはんは夜中の11時になったりもする、
と聞いたことはあったけど、
本当なんだなあ、と実感した。
ドイツでは(ドイツの田舎では?)夜8時までお店が開いていればかなり良い方で、
だいたい夕方5、6時には閉まってしまうのでこの光景は本当に新鮮。
この日は夕食にパエリアを食べたかったのだけれど、
入ったお店ではすでにパエリアのオーダーが終わってしまっていたので、
バゲットの上にハムやらチーズやらガーリックやら、イカ墨パエリア(?)やらがのっているものを食べた。
飲み物は白ワインと赤ワインの中間のようなもの(正式名称不明)を飲んだのだけど、
どれもとても美味しかった。
その後、ホステルに正式なチェックインをした私たちは再び軽装で夜の街を歩き、
グラン・ビア通りまで行ってみた。
そしてここで、小さいシュークリームみたいなスイーツを発見。
思わず購入してしまった(笑)
ホステルに戻り、ここで初めて部屋の中へ。
部屋は二段ベッドが2つの4人部屋になっていて、
私たちの他にゲストはいなかったため、
3人で一部屋を独占というなんとも愉快な展開になった。
このホステルはなかなかきれいで良かったのだけど、
シャワールームは壊れているシャワーが多く、
なんとか発見した使えるシャワーを3人で順番に使う、
という手段を取るしかなかったことは苦い思い出となっている(笑)
そんなスペイン1日目。
早くも体内時計がスペインの影響を受けたのか、
ちょっぴり遅めの就寝となった。