ローテンブルク観光

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学期末の試験やプレゼンが終わり、いよいよ授業も最終週。

そんな中、幼なじみのみりいがドイツにやって来た。

みりいとは幼稚園から高校までずっと一緒で、
偶然、中高の部活や塾まで一緒だったという深い仲。
下手すれば、実の家族より多くの時間を一緒に過ごしていたかもしれない。

ミュンヘンの空港では、お互い「おー」とたいした感動もなく再会したけれど(笑)、
日本からわざわざ会いに来てくれたことが、本当にとても嬉しかった。

まだ授業が残っている日は彼女を寮に置き去りにしてしまった日もあったものの、、
夏休み前最後の授業が終わったその足で、私たちはローテンブルク観光へ出かけた。

ローテンブルクと言えば、日本発のツアーなんかではかなりの確率で立ち寄ることになるであろう、
とても有名な観光スポット。

かく言う私も1年ほど前にツアーでこの町に立ち寄ったので、
訪れるのは今回で2度目。

小さいけれど、中世そのものの情景が残っていて、
まさに「日本人がイメージするドイツのかわいらしい町」代表。

うろ覚えだけれど、アイヒシュテットからはニュルンベルクを経由して列車で3時間ほどだった気がする。

駅からてくてくと歩いて行くと、すぐに市街が見えてきた。

前にツアーで来たときは3月のはじめでかなり寒かったから、
青空の下のローテンブルクはこれが初めて。

バイエルン州らしいこのかわいらしい街並みは、やっぱり見ているだけで楽しい。

市庁舎広場。

有名な仕掛け時計。

これはこの町が皇帝軍に占領された30年戦争のときの、
マイスタートゥルンクという伝説に基づいた仕掛けらしい。

皇帝軍に斬首されそうになった市民を救うため、
皇帝軍の「このワインを一気に飲み干せる者がいれば斬首はやめる」という発言を受けて、
見事ワインを飲み干した市長&皇帝軍の将軍の人形が顔をのぞかせるというもの。

どうせなら人形がワインを飲み干している姿を激写すればよかったのだけど、
そのあたりはご愛嬌。

この日はローテンブルクの城壁内に一泊することにしていたため、
ホテルに荷物を置いた後はてくてく散歩。

一応住んでいるから当たり前ではあるのだけど、
宿のおじさんに「ドイツ語上手いね」と言ってもらえたことがとても嬉しかった。

イタリアンレストランで夕食をとった後は、
宿のおじさんが勧めてくれた夜警(?)のナイトツアーにも参加してみた。

中世の夜警の格好をしたおじさん(お兄さん?)が町を案内してくれるというものなのだけど、
みりいも一緒なので英語のツアーにしたところ、
しばしばドイツ語が混じる&なまりが強くてなかなか聞き取りづらかった(笑)

が、いかにも観光地っぽい雰囲気が味わえて楽しかったし、
今回は日照時間の長い夏だったので明るい空の下だったけれど、
冬だったら夜の暗さでますます雰囲気が出るのかな、とも思った。

夜はホテルの窓から侵入してきた蛾とハンガーで戦ったりもして、
忙しい1日となりつつ。

翌朝はホテルでゆっくりしてから、
周辺を散歩。

ローテンブルク名物のシュネーバルというお菓子を買ったりもして
(一度日本に送ったところ、家族の評判はあまりよくなかったものの、
なんだかんだ癖になるので個人的には大好きなお菓子。
チョコでコーティングされていたりするものはやや食べにくい&甘さがくどいかもしれないので、
粉砂糖のみがかかったシンプルなものがおすすめ)、

市庁舎広場で始まったアメリカの学生オーケストラ(?)の演奏に聞き惚れながら
近くのレストランでお昼を食べた。

これにて、ローテンブルク観光は終了!

帰りの列車はまた3時間ほど。

長い長い道のりに思われたものの、
学生オケがミュージカル『レ・ミゼラブル』メドレーを演奏していたことから、
列車の中でレミゼのミュージカルをプロローグから順番にうたって時間をつぶすことにした私たち。

しかし思った以上にレミゼは長く、途中で普通にしゃべったりしていたせいもあるけれど、
3時間ほどかけてもまさかの一幕しかうたい終わらなかった(笑)

アイヒシュテットに戻った後は、行きつけのイタリアンレストランにて夜ごはん。

思えば泊りがけの旅行はドイツに来てから初めてだったけれど、
ドイツ国内に拠点があることのありがたみをひしひしと感じた小旅行だった。

 

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