ベルリン旅行後、さすがに疲れがたまったのかドイツに来て初めて熱を出したりしたものの、
相変わらずいろいろ出かけて楽しむ日々が続いた。
そんな日々の一部をご紹介したい。
◆恐怖の靴紐事件◆
ある夜、ベルリン旅行で初めて話したフランス人留学生、
ジュリオンと、ヨレことトーマスの暮らすシェアハウス(みたいなアパート)で
開かれるパーティーに招待してもらったので、潤とレオナと一緒に出かけた。
建物の玄関には「パーティーします」みたいなことが書かれ、
ジュリオンとヨレの顔写真の載ったちらしが貼られていて思わず笑ってしまったけれど、
人が続々とやって来て、けっこう規模の大きなパーティーになった。
ここで、たしかキャロルという名のベルギー人の女の子に初めて会ったのだけど、
彼女、私がこれまで出会った人の中で一番面白く(今もその記録は塗り替えられていない)、
変顔や変なダンスのクオリティもすごくて、心から感心してしまった(笑)
帰り際に日本好きらしいドイツ人学生と話をすると、
彼はそこで初めて私たちが日本人だということを知って大興奮。
「ドイツと日本! すごい!!」とひたすら盛り上がっていた(笑)
などなど、とっても楽しかったパーティー。
(うすうす気がついていたけれど、パーティーの時のフランス人のテンションの高さは異様(アイヒにいたフランス人だけ?)。
なんだかんだ、やっぱりラテンの血が入っているんだなと納得してしまう感じだった)
深夜2時頃、さすがに寮に帰ろうと思い部屋の外に出て驚愕。
なんと、ゲストたちの靴紐という靴紐が他人の靴の靴紐と結ばれていて(説明が難しい(笑))、
しかもほどくことが困難なほどの固結び。
自分の靴がどこにあるのかを探すだけでも大変で、
紐がちぎれてしまっている人もいたし、靴が隠されてしまっている人もいた。
もしかしたら酔っ払った誰かがやったのかもしれないけれど、
隣人か誰かが、パーティーがうるさいので嫌がらせでやったという説もなくはなく…。
だとしたらあまりにも陰険というか、
うるさいなら直接言えよという気もするし(ジュリオンとヨレは「このアパートの人全員歓迎します!」みたいにちらしに書いてた)、
ものすごくレベルの低い嫌がらせにドン引き。。
こんなことがあるんだなあと、けっこう印象に残った出来事だった。
◆キャンドルの火を消す方法は吹き消すだけではない話◆
ひょんな思いつきで、
アイヒシュテットに着いた当日に入ったレストラン、ボガーツにて、
当時を思い出しながら夜ご飯を食べることになった(笑)
当時とまったく同じ配置で席に着いたレオナ、潤、私は、
己の欲求に勝てず、
3人してクァトロフォルマッジというチーズだらけのピザを1人1枚注文(別の頼んで分ければいいのに、と日記を読みながら思った(笑))。
さすがに1人1枚というのは多く、ゆっくり食べていたら途中でどんどんピザが冷めてしまい、
潤が思いついたようにテーブルの上のキャンドルの上にピザをかざして温め始めた。
どう考えてもその小さな火では温まらないだろうと今にしてみれば思うけれど、
レオナも真似して温め始めた。
が、次の瞬間、レオナのピザがキャンドルの上に落ち、一瞬にして火が消えた。
私たちはと言うと、一瞬その様子を見つめて静かになった後、
全員大爆笑。
これまで潤の笑い声でキャンドルが消えてしまうことは何度かあったけれど(笑)、
まったく新しいパターンでかなり面白い体験だった。
◆好奇心が招いた事件、その後◆
ある週末、野暮用がありレオナ、潤とミュンヘンに行った。
空港に行ったり買い物をしたり、けっこう動き回ったので帰りの列車で疲れた私が寝ていると…
突然、レオナの大きな声が!
実は以前、レオナが薬指にしていた指輪を「どこまでいけるか」という好奇心のもと、
中指にはめてみたら抜けなくなり、かれこれ2ヶ月くらいその状態だったのだけれど、、
なんと、その指輪がついに抜けたらしかった(笑)
この時ばかりは眠い目も覚めてしまった私。
あまりにもなんでもない出来事だけれど、当時の日記を読み返していて、
「何をやっとんねん」と思わず突っ込んでしまった部分だったので、ここに記しておく(笑)
ちなみにこの時期、ミュンヘンはすでにクリスマスムード!
本格的なクリスマスマーケット(クリスマス関連の商品がたくさん並んだ屋台などが立ち並ぶイベント)はまだ始まっていなかったけれど、
街や駅のクリスマス装飾は見ているだけでわくわくした。
クリスマスと言えば、ドイツ(ヨーロッパ)にとっては1年のうちで一番大きなイベント。
私にとっても、おそらく一生のうちで一番クリスマスムードに浸るであろう12月が、
まさに始まろうとしていた。