ネルトリンゲン観光

バイエルン州には、
1500万年前の隕石落下によってできたクレーターの円い形そのままに
城壁を築いて生まれたネルトリンゲンという町がある。

規模的には小さな町だけれど、
町をぐるりと囲む城壁が今も尚残り続けているということで有名で、
むかし世界史の資料集なんかにも町全体を上から見た航空写真が載っていたような覚えがあるし、
日本から行くロマンティック街道ツアー等々でも、
立ち寄る町のひとつに含まれていることも多い。

夏休み前にアイヒシュテットに訪れていた日本人芸術家の方に言わせれば、
「星の降ってきた町」ということで、
なんとも詩的な雰囲気も感じる町である。

そんなネルトリンゲン、それだけでも非常にかわいく魅力的な町なのだけれど、
ある理由から私はこの町に強い強い思い入れがあり、
今回はマニアックな観光日記となってしまう点、
あらかじめご了承いただきたく。。

アイヒシュテットからネルトリンゲンまでは意外と近く、
スムーズに行けば2時間弱ほどでたどり着ける。

その日、レオナ、潤、リョウさん、私の4人は朝もやの煙る9時半に駅に集合し、
ネルトリンゲンの町を目指した。

予定では11時半頃には現地に到着する…はずだったのだけれど、
このところアイヒシュテット駅で線路の工事が始まった関係で、
なんと我々はトロイヒトリンゲンという駅で、
次の列車を2時間も待たなければいけないという事態に陥った。

まったく予想だにしない展開だったけれども、
幸いこの日は天気も良く気候も穏やかだったので、
4人でぶらぶらとトロイヒトリンゲンを散策し、
駅近くの公園でブランコに揺られてみたりもした(笑)

その後、駅で飲み物を買い、
各々の中高時代の部活の話に花を咲かせているうちに列車が到着。

乗り込んだ私たちはドナウヴェルトという駅で乗り換え、
13時過ぎにようやくネルトリンゲンに到着した。

駅から城壁に囲まれた市内までは徒歩数分。

城壁にたどり着く頃には、私のテンションもすでにかなり上がっていた。

このネルトリンゲンという町、
なぜ私がそんなに思い入れがあるのかと言うと、
実は高校生の頃にこれ以上ないほど好きだった『プリンセスチュチュ』というアニメの舞台(というかモデル?)になっている町だから、という理由。

『プリンセスチュチュ』についてはまた別途、
日常のブログなりでちゃんと記事を書きたいと思っているのだけれど、
このアニメ、このかわいらしいタイトルからは想像もできない、
ちょっとダークな要素も兼ね備えた、バレエを題材としたファンタジー。

グリム童話とか、むかしの童話って少し怖い要素があると思うのだけど、
そんな要素も取り入れたこの作品は本当に稀にみるセンスの良い作品で、
使われている曲はほぼすべてがクラシック。

この作品こそは、私にバレエとクラシックの良さをあらためて教えてくれ、
ドイツへ行きたい意欲を輪をかけて大きくしてくれた
人生でもっとも大きな影響を与えてくれた作品のひとつで、
今でも本当に特別な作品だと思っている。

そして、その作品の舞台である金冠町という町のモデルになったのがこのネルトリンゲン。
作品の中で描かれる建物も、
実際の用途は違えど、この町にたくさん実存している。

そんな町に行かないでいられるわけがないということで、
実はこの町、私は以前もツアー旅行で訪れたことがあったのだけど、
その時は1時間程度しかいられなかったので、
じっくり回るのは今回が初めて。
常にカメラを手放せない観光となった。

まずは町の中心に位置するこの聖ゲオルク教会
写真の塔は「ダニエル」と呼ばれ、
上に上るとネルトリンゲンの町を見渡すことができる。

というわけで、早速上ってみた。

赤い三角屋根が立ち並ぶ、本当におとぎ話の世界のような町。

そしてあの建物!
チュチュファンの皆さんにはお馴染みであろう、
「ピザ屋」さん!!(実際はカフェ)

ちなみに、塔の中はこんな感じ。

塔を降りてからは、
あらためて市街散策へ!

この日は日曜日だったので、
お店もいろいろ閉まってひっそりとしているかと思いきや、
偶然にもネルトリンゲンにおけるオクトーバーフェストのようなお祭りの日だったらしく、
町はけっこうにぎわっていた。

これは薬局。
お店は違えど、この天使の看板もチュチュの中に登場。

この建物、実際は何の建物だったか忘れてしまったけれど、
チュチュの中ではあおとあの家が経営するホテル!(笑)

このオブジェも物語の中に登場。

紅葉の美しさを味わいながら、

チュチュファンであれば知らない人はいないであろう水車小屋へ!

次は城壁。

この日は一周はしなかったけれど、
小さな町なので一時間弱で一周できてしまうらしい。

城壁を降りてからは、また町を散策。

戦士の泉!!(チュチュより(笑))

こんな何気ない場所もとても素敵で、
日本に帰る前に絶対あと1回は来よう、と心に誓ったのだった。

とても名残惜しかったけれど、18時過ぎには再び列車に乗り込んで、みんなでアイヒシュテットへ帰った。

高校生の頃から抱いてきた夢が叶い、本当に幸せな1日だった。

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