「イースター」というものは、日本人にはあまり馴染みのない行事だと思う。
私がこの記事を書いている2015年現在は、イースターは某テーマパークの春のイベントとして定着しつつあるものの、
本来のイースターとは何ぞやときかれたら、きちんと説明できる人はあまりいないんじゃないだろうか。
かく言う私も、たまたまキリスト教に馴染みの深い環境で育ってきたわりには細かいことがわからないので、
以下、Wikipediaより抜粋。
「イースター」とは日本語で言うと「復活祭」。
十字架にかけられたイエス・キリストが、その死の3日語に復活したことを記念・記憶するお祭りのことで、
基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日。
日付は変わるものの、必ず日曜日に祝われる。
キリスト教が優勢な国においては、復活祭の翌日の月曜日も休日にされていることがある。
とのことで、たしかに私がドイツにいた2006年は、
4月14日(金)~4月16日(月)がイースター休暇だった。
4月の初めにドイツに来たばかりのイタリア人たちが、
(7月までしかドイツにいないにも関わらず)この休暇にイタリアに帰ると聞いた時には驚いたものだ。
授業が休みになるのは嬉しいけれど、同時にお店もいろいろ閉まってしまうので、
いまいち何をして過ごしたら良いのかわからない、初めてのイースター休暇。
記念すべき第1日目は、レオナと潤と一緒に、何かイースターっぽいことをしてみることにした。
と言っても何をしたものかよくわからないので、寮のラウンジに集まって、
昨日のうちに買っておいた「イースターと言えばこのパン」ということになっているらしいレーズンパン(写真)とお菓子を食べたくらい。
けれど休暇の4日目には、留学生支援グループによる「イースターブランチ」という企画があり、
みんなで持ち寄ったごはんを食べたり、庭で卵(の形をしたチョコ)を探すゲームをしたり、鬼ごっこをしたり…
子どもみたいに遊びまわって、心底楽しい時間を過ごした。
ちなみにタイトルの、「Frohe Ostern!」というのは「復活祭おめでとう」というドイツ語。
ドイツでは2月頃からすでにイースターを待ちわびる雰囲気が出てくるようだけれど、
ドイツ人にとってイースターというのは、春の訪れのような意味合いもあるのかもしれない。