夏のキーム湖へ

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同じ寮に住むドイツ人、スザンネの発案により、
留学生やその他のドイツ人学生たちと、キーム湖という湖へ出かけることになった。

夏の陽射しの中、湖で楽しみたかった学生は多かったようで、
なんと参加者は50名以上!
私のチューターのブリギッテも参加していて、こんなふうに一緒に遠出をするのは初めてだったので嬉しかった。

 

その日、気温は30℃以上になると言われていたけれど、
朝の7:30に駅に集合したときは、空気はひんやりと肌寒かった。
湿気だらけの日本の夏との違いを実感。

キーム湖はミュンヘンとオーストリアのザルツブルクの間にあり、
プリーンという駅で降りた後は、少しの間歩かなければいけない。

ぞろぞろ歩いて船着き場へ。
ここから島まで、船で向かう。

湖の広さが気持ち良い。

島に到着した後は……

またみんなでぞろぞろと歩く。

現れたのは、ヘレンキームゼー城
これはかの有名なノイシュヴァンシュタイン城を建てたバイエルン国王、ルートヴィヒ2世が建てたもの(未完成)。

ヴェルサイユ宮殿を模倣して造られたお城で、一部は一般公開されているのだけど、
お金がかかることを理由に中に入るのを断念してしまった気がする。

当時は学生だったので、「お金かかるから外から見るだけでいいや」と思って入らなかった場所がいくつかあるのだけれど、
今振り返ると、お金は後からどうとでもなるから行けばよかった、という気持ちになる。

もう二度と訪れないかもしれない場所で、無駄な節約をする必要はないんだろうな。

立派な噴水の中に……

なんだか気になる人物(?)を発見。
何かのオペラのシーンを再現したりしてるんだろうか。。

噴水のへりに座ってお昼ごはんを食べた後は、

ヘレンキームゼー城に別れを告げて、

いざ、湖へ!

「水着持参で!」と事前に言われていたので、
どこかに更衣室とかあるのかと思いきや……

大自然の中、物陰で着替えだす留学生女子たち。

えーーー!!

と驚きを隠せない日本人一同だったのだけど、
せっかく水着も持ってきたし……ということで、
私は潤が持っていた首から下がすっぽり隠れるようになっているタオルを拝借し、
開放感あふれる場所で着替えるという初体験をした。

しかしまあ、見知らぬ人ながら、中には一糸まとわぬ感じで湖に入っている女性もいたりして。。
いろいろと驚きの多い展開となった。

 

その後、湖にちゃぷちゃぷと浸かって遊んでいると、
ロシア人学生のイブゲニアが、おもむろにリュックから大きな缶詰を取り出した。
ナイフを使ってわりと苦労しながら開けられたそれは、なんとパイナップルの缶詰

なぜ今、ここで!?

と、一瞬思ったのだけれど、ちょうど甘いものが欲しくなってきたところでもあったので、これが絶妙のタイミング。
パイナップルの缶詰がこんなに美味しかったなんて!と感動し、
「好きなだけ食べて」というイブゲニアの言葉に甘え、ぱくぱくと食べ続けてしまった(笑)

ひとしきり遊んで満足した後は、島から市街(?)へ戻り、

ゆっくりまったりして、

またぞろぞろと、駅まで戻った。

 

実は水着を着ていた時間は30分にも満たないのだけれど、
帰って見たら見事に日焼けの跡が!

陽射しの強さはやっぱり恐ろしいけれど、
一日中天気も良くて、本当に気持ちの良い日帰り旅行だった。

 

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