留学生遠足~ニュルンベルク編~

スポンサーリンク

以前も触れたとおり、アイヒシュテット・カトリック大学には留学生を支援してくれる学生グループがあり、

彼らは留学生一人ひとりにチューターとしてついてくれるだけでなく、

授業が終わった平日の夜や週末など、様々なイベントを企画してくれていた。

 

そのイベントのひとつに、留学生の希望者みんなで遠足に行く、というものがあった。

まだアイヒシュテット周辺の鉄道事情にも明るくなかった留学初期。

あれこれ自分で手配せずとも、いろいろな町につれて行ってもらえるこの遠足は、

願ってもいない企画だった。

 

そんな留学生みんなでわいわい行く遠足。

記念すべき最初の行き先は、アイヒシュテットから列車で一時間半ほど行ったところにあるニュルンベルクだった。

 

 

一度ツアー旅行で訪れたことがあったので、私にとっては人生で二度目のニュルンベルク。

前回来たのはちょうど一年ほど前なので、当然見覚えのある風景もあって懐かしかった。

イースター前ということで、3月に訪れたミュンヘン同様、

お店のショーウィンドウにはイースターグッズが並んでいた。

ガイドは、留学生支援グループの1人、リューディゲが務めてくれた。

このとき初めて会ったリューディゲは、見た目も中身も陽気な人で茶目っ気たっぷり。

ただ、当時の語学力では彼の言っていることすべては聞き取れなかったので、

それだけが少し心残り…。

以下、リューディゲが案内してくれた町の写真↓

↑手で回すと幸せになれるリングが隠されているオブジェ(?)。
(ちなみに基本的に写真の日付は無視していただきたいのですが、途中で日付が変わるのは私がカメラの設定をずっと日本時間に合わせていたため。。)

リューディゲの案内で一通り町をまわった後は、1時間の昼休み。

ちょうど市場が開かれていたので、私はりんごのジャムを購入。

お昼ごはんにはホットドッグとアイスを食べた。

 

ヨーロッパでは常識なのか何なのか、みんなアイスを食べる時は当然のように

2種類のフレーバーを頼んでダブルで食べる。

アイスのサイズが比較的小さいせいもあるのかも…?

ちょっと不思議だったけれど、私もすっかり2種類のフレーバーを選ぶのが習慣になってしまった。

 

ちなみに、フレーバーを選ぶ時になかなか馴染めなかったのが

日本で言うところの「チョコレートチップ(バニラにチョコチップが入っているアイス)」が「ストラチアテラ」と言う単語になること。

イタリア語か何かだと思われるこの単語、この当時はまだ言いづらくて大変だった(笑)

 

 

昼休み後はまた全員集合し、おもちゃ博物館へ行った。

子どもが遊べるスペースやドールハウスもあり、興味深いものがいろいろ。

 

ここでたまたま話しをしたのは、スロヴァキアからの留学生、ティボー。

実は語学講座の選抜テストのとき、「あの人ダニエル・ラドクリフにそっくり!」と

レオナと潤と盛り上がっていたので、まるでアイドルに話しかけられたような気分だった(笑)

 

ティボーは語学講座の上級クラスの学生で、関わりはあまりなかったけれど、

思えばこれを機に休み時間にも話しをするようになった。

そんな授業以外での出会いがあるのも、留学生の集うイベントの良いところ。

 

 

おもちゃ博物館へ行った後は、帰りの時間まで自由行動。

レオナと潤と「橋の上でさわやかな写真を撮る」というくだらないことをしたりして過ごす最中、

ガイドを務めてくれたリューディゲと、留学生支援グループリーダーのパトリツィアが手をつないで歩く現場にばったり遭遇!

という、どっきりハプニング(?)もあったけれど、ニュルンベルクを大いに満喫することができた。

(ちなみに、リューディゲとパトリツィアは実はもともと恋人同士で、その後結婚に至ったはず)

 

帰りはどうやらストライキがあったらしく、

電車に乗ってバスに乗り換えてまた電車に乗って…という迂回路をたどることになり大変だったけれど、

そんなこともまた、日本ではなかなかできない貴重な体験。

 

ドイツに来てからまだ慣れない長距離移動に集団行動。

疲れ果てもしたけれど、他の町へ行く楽しさを実感できた一日だった。

 

留学記目次へ

タイトルとURLをコピーしました