10月中旬。
ほんのり紅葉が始まったアイヒシュテットには、
この頃すっかり秋の気配が漂うようになってきた。
マイナス15℃になると噂される冬を恐れる気持ちもあり、
今のうちに出かけておかなくちゃとか、
水を買いだめしておかなくちゃとか、そんな思いもあったけれど、
生まれ育った東京とまったく違う環境で新しい季節を迎えることに、
やっぱりとてもわくわくしていた。
夏学期同様、一定金額(今期は10ユーロ)を支払うだけで
冬学期中、好きな時間にエアロビやその他もろもろのスポーツカリキュラムに参加できるチケットも買い、
留学生用のドイツ語のクラスは一番上のクラスに上がり、
新しい講義にも登録した。
夏休みの間にアイヒシュテットを離れていたドイツ人の学生たちも戻ってきて、
新しい留学生たちもやって来て、
夏の間ひっそりとしていたアイヒシュテットが、また活気を取り戻していく感じがした。
新しい友達も増えた。
ドイツ語のクラスには、もう何年も勉強していて流暢なドイツ語を話すチェコの女子軍団が現れ(最初は戦々恐々としていた私たち日本人だけれど、後に仲良くなり、とても良くしてもらった)、
学生の居酒屋、テーケではまた新たなドイツ人学生たちと友達になり、
中国からの留学生、家書(ザァシュー(中国語の発音はカタカナで表しづらい。。))も現れ、
彼女とは特に、同じアジア人だからなのか笑いのツボも一致していて仲良くなれた。
ドイツ語で通じないことがあっても、漢字で書くとお互い納得できるという気楽さ(笑)
はじめはほとんどドイツ語を話せなかったのに、
物怖じせずにどんどんしゃべることで急速にドイツ語を身につけていった彼女には本当に頭が下がった。
日本が大好きで、平仮名であればすべて読めるスペイン人のノエリアとも良い友達になり、
彼女とは後に日本で再会することもできた。
他にも個性豊かな面々がそろい、
なんだかにぎやかな冬学期が幕を開けた。
最後に、アイヒシュテットでたまに見かけた素敵な車の写真を一枚(笑)↑