ドイツ旅行記 2015 -2日目- ①ノイシュヴァンシュタイン城

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2015年シルバーウィーク、ドイツ旅行2日目の朝。
この日は6:00に起床しました。

昨夜部屋の窓から見えた風景、朝はこんな感じでした。

なんだか天気も良くなりそう^^

出かける準備をした後は、ホテル1階にあるレストランで朝食のビュッフェ。

こちらもずーっと食べたかった白ソーセージに焼きソーセージ!

日本のドイツ料理屋さんとかで食べる機会もなくはなかったけど、
やっぱり現地の味は格別。

ヨーグルトも3種類くらいあるしフルーツもあって充実したビュッフェだったけど、
野菜がトマトとキュウリしかないという恐ろしい事実も(笑)

そういえば留学時代も、意識しないと野菜はあまり食べる機会がなかったなあ、
とちょっと思い出しました。

 

この日はいきなり今回の旅のメイン!
ノイシュヴァンシュタイン城&フュッセン&ヴィース教会を訪れる、
ミュンヘン発のオプショナルツアーに参加しました。

母も一緒なので、やっぱり日本語ガイドさんが一緒の方が良いなあと思い、
VELTRAさんのこちらのツアーを日本で申し込んできました。

8:00にミュンヘン中央駅に集合ということで、
やっぱりホテルが駅近というのはかなり便利だった!

朝のミュンヘン中央駅。

事前にツアーの感想を読んだところ、お昼をゆっくり食べる時間がないかもとのことで、
駅でプレッツェルを買ってから、

駅付近でバスに乗り、いざ出発!

シルバーウィークかつオクトーバーフェストの時期だからか、
ツアーの参加者はかなり多くてバスも2台に分かれていました。

 

それにしても、日本語ガイドさん&周りのみんなも日本人って気持ち的に本当に楽だった(笑)

ガイドの方はドイツ人の旦那さんがいて、もう37年もミュンヘンに住んでいるという方でした。
バスの中でもドイツの豆知識やミュンヘンの歴史を話してくださって楽しかったです^^

ミュンヘンから2時間くらい走り、バスは10時過ぎにノイシュヴァンシュタイン城のふもとに到着!

天気はものすごくよかったんだけど、
さすが山のふもとと言うかなんと言うか、かなり寒かった!

あわてて持参したヒートテックを着てタイツも2枚履きにしたけど、
それでやっとちょうどいい感じだったかな。

ふもとから見えるホーエンシュヴァンガウ城。
こちらはノイシュヴァンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世が幼少時代を過ごしたお城なのだとか。

 

でもって今回のメインのノイシュヴァンシュタイン城(日本語で言うと新白鳥城)ですが。

こちらはドイツでも有数の観光地ということで、
ディズニーのシンデレラ城のモデルになったお城として日本でも有名なはず。

連日かなりの観光客が訪れているので、
あらかじめチケットで指定された時間にしか入ることができません。

私たちのグループがお城に入れるのは12:10ということで、
その時間にまたお城の前で集合することになり、一旦解散。

お城までは少し坂を上らないと行けないのですが、
馬車という選択肢もあるし、

シャトルバスで行くこともできます。

こちらは大人1人1.8ユーロ。
馬車はたしか7、8ユーロくらいするんだったかな?

せっかくなので馬車で行くのもありかなあとは思ったのですが、
いかんせん時間が不定期でいつ乗れるかわからないので、シャトルバスで向かうことにしました。

馬車もバスも混雑時は思うように乗れないかもしれないので、
前広にお城付近まで移動することをおすすめします。

 

シャトルバスを降りると、広がるのはこんなきれいな緑の風景。

なんか思いっきり深呼吸とかしたくなります。

そしてちょっと歩いたところで、ついに姿を現すこちらが……

かの有名なノイシュヴァンシュタイン城。

実は私、今回でここに来るの3回目なのですが(笑)、
やっぱりいつ見てもきれいで存在感のあるお城です。

近くで見上げると本当に大きくて、

周りに広がる緑も本当にきれい。

まさに、これぞお城という感じ!

ノイシュヴァンシュタイン城はたびたびテレビなんかでも特集されているので知ってる方も多いとは思いますが、
このお城を建てたルートヴィヒ2世は、18歳という若さでバイエルン国王になった人物。

リヒャルト・ワーグナーを心から崇拝していて、
このノイシュヴァンシュタイン城も、ワーグナーのオペラの世界を具現化しようとして建設されたもの。

最終的にはルートヴィヒ2世は城の完成前に謎の水死を遂げるため、
このお城は今も一部未完成。

ルートヴィヒ2世の生涯についてはいろいろな逸話もあり、
様々な資料も残っているのですごく興味深いです。
今更ながら、もっといろいろ調べてみたくなりました。

秋に来るのは初めてだったけど、
爽やかな青空と、紅葉が始まろうとしている感じが本当にきれいでした。

青空の下、お城の白さが本当に絵になります。

ちなみにチケットはこんな感じ。

そしていよいよ、入場の12:10が近づいてきました!

ここからは写真撮影禁止、日本語のオーディオガイドと共に進みます。

 

9年前の話なので記憶はおぼろげですが、
なんか入口の感じも変わった気がするし、オーディオガイドも新しくなっていました。

前は日本語のイントネーションもなんだかおかしいし古い感じのガイドだった気がするけど(笑)、
今回は聞き取りやすかった。

お城の中の調度品とか、ガラスケースで覆われてなんだか見づらくなってたけど、
前はそんな感じじゃなかった気がするなあ。

マナーの悪い観光客が増えたせいなんでしょうか。。

 

オーディオ聞きつつ、他の観光客とひしめき合いながらまわったせいで
今回はちょっとせわしなく感じてしまったこのツアー。

そのせいもあり、今回はあまり感じなかったけど、
私はこのお城は、本来とても「寂しい場所」であると思っています。

お城の建設等で国の財政を圧迫し、国民の反感を買い、
理解者を得られず、お城に引きこもるようになったルートヴィヒ2世。

こんなに美しく豪華な場所だけれど、
たった1人で夢の世界に浸りたかった彼の孤独な思いや寂しさが、
このお城にはずっと残っているような気がするのです。

今ではドイツでも指折りの観光地として国(バイエルン州)の財政にも貢献しているはずのこのお城だけど、
こうして見学できることはとてもありがたいけれど、
本来ここは観光地にして良いような場所ではないんじゃないか、と。

3回も来ておいてなんですが(笑)、
やっぱりちょっと、そんな気持ちにさせられる。

帰り道は徒歩で坂を下り、ふもとまで戻りました。

下から見ると、ぽつんと佇んでいるように見えるノイシュヴァンシュタイン城。

やっぱりどこか現実とは相容れない、夢の中にあるようなお城だと思います。

 

Liebe Grüße,
Natsuru

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